小学5年、11歳の時、性の知識もあまりないとき、実の父親に性的な虐待を受けて、それがトラウマになっています。そのころ欲しがっていた任天堂のゲーム機を買ってあげるという誘いに惑わされ、実の父親から取り返しがつかないような行為を強いられてしまいました。そのことは私が中学に進級した後、さらに苦しい思い出となっていったのです。私は、そのことをすべて忘れたかった。なかったことにしたかった。思い出すと死にたくなったことも何度もありました。父が早くに他界したとき。正直親不孝ですがホッとしたのを覚えています。そして最近までそのことを忘れかけていました。でも実家に行き、父の書斎から出てきた機械が私に再び悪夢を思い出させたのでした。それは家族の記録として父が愛用していた8ミリでした。幸い母は不在だったのでそれを目にしなくてよかったと思い、すぐに処分しました。その映写機には私の悪夢の様子が隠し撮りされていた映像が残っていたのです。