どこから書いてよいか分からないので、最初にその人と知り合った切っ掛けを書きます。私が小4の時に、地域活動と言うかボランティア的な活動で河原のゴミ拾いに参加した時でした。何班かに別れてゴミ拾いを始めました。私は同じ学校の1歳上の友美ちゃんと同じ班でした。「こうやって探すと結構ゴミって落ちてるんだね」と言う友美ちゃんに「ビールの空き缶とかもあるよ」と話ながら拾ってると「大人が捨てて、子供がそのゴミを拾うとか間違っとるよね」と後ろから声がしました。振り替えると帽子を被ったおじさんもゴミを拾ってて、私達の会話に入ってきました。なんと無くそのおじさんも私達の会話に加わりゴミ拾い続けていました。友美ちゃんがめっちゃそのおじさん話してて、そのおじさんは友美ちゃんの家と意外に近いことが分かり、フェレットと言う動物を飼っている事も分かりました。友美ちゃんは動物が苦手らしく、私はそのフェレットを見たくなりおじいさんお願いすると「奉仕活動が終わったら見に来るかい」と言われ、私はそのあとのゴミ拾いをウキウキしながら終えました。ボランティア活動が終わり、ボールペンだっかたシャーペンだったか忘れましたが参加した粗品みたいなのを受け取り、友美ちゃんとおじさんの家に3人で向かいました。おじさんの家は友美ちゃんの家からは実際には遠かった。確かに平屋の一軒屋でした。家に招き入れられると居間の様な部屋に通されました。部屋の隅の方に毛布みたいな物が被せられた四角い物が目に入りました。その毛布みたいな物を剥ぎ取るとケージの中には白くて細長い動くものが見えました。ケージに手を掛けて立ち上がった物の顔が見えました。見えた顔は愛くるしい顔で、おじさんがケージの扉を開けると跳ねるように出てきました。私は一目惚れしてしまいました。動物が苦手な友美ちゃんは立ちすくんで居るだけでしたが、私は、おいで、とする様に手のひらを見せると駆けよってくれました。ダックスフンドよりは細くて長い感じで撫でてみると、とてもスベスベしてて顔も近くで見ると更に可愛かった。おじさんがペットボトルのジュースをご馳走してくれて、それを飲みながら3人で話してて分かったのか、おじさんと言うよりは、私のお祖父ちゃんより歳上でお爺さんで一人暮らしだと言う事も分かりました。その日は、エアコンの利いてる部屋でボランティアでの疲れをフェレットで癒してもらい帰りました。帰り際に「もしよかったら、またフェレットを見に来てもいいですか」と聞くと「いつでもおいで」と優しく微笑んでくれましたが、友美ちゃんそのあとは一回も行ってなかったそうです。私の家族は両親共に働いて居たので、二人が出勤したあとは私一人で留守番をし、夏休みの宿題を済ませる日々でしたが、佐藤さん(フェレットのお爺さん)と知り合い、友達と遊ぶ約束がない日には佐藤さんの家に遊びに行っていました。何回か遊びに行った時に、私がフェレットを抱っこしてると、その私を佐藤さんがあぐらの上に抱っこする様に座らされました。なんと無く離れて暮らしている私のお祖父ちゃんに抱っこされている様な感じで安心していました。フェレットも私に抱っこされて大人しく撫でられていました。そんな中での会話で「心美ちゃんが遊びに来てくれると嬉しいし元気になれるよ」みたいな事を言われて嬉しくなったのを覚えています。「遊びに来てくれると嬉しいし元気になれるよ」と言われて私も喜んで貰えるしフェレットにも会えるので、それ以降は宿題をすぐに済ませて佐藤さんの家に遊びに行っていました。遊びに行けば、必ずと言うくらいにお爺さんに抱っこされたり、抱き締められていました。お爺さんが喜んでくれるなら、と一心に思っていました。
...省略されました。