二番煎じみたいだけど、うちの嫁も似たような過去があるので・・・。
うちの嫁さんは、5年生の時に股関節脱臼になって今でも歩くのに不自由しています。
生活に支障はないですが、歩くときに右足を引きずるようにしか歩けません。5年生の時に無理矢理お父さんにされたのだそうです。今でも小柄ですが、当時はもっと小柄だった嫁は、結局耐えきれずに股関節脱臼になりました。
お母さんは世間体を気にして病院へ連れて行かなかったそうです。それでも、痛みに歩けなくてひと月もした頃にようやく病院へ連れて行ったそうですが、その時にはすでに遅く、完治できない身体になっていました。
嫁が19歳の頃から付き合っていますが、初めて身体を許してくれてからまもなくして、ベッドの中で打ち明けてくれました。
嫁のご両親とは、当時何度か一緒に食事をしたこともあり、ごく普通の方たちだったので、嫁のそんな暗い過去がにわかには信じられませんでした。しかし、現実に嫁は足が不自由ですし、そんな作り話をするわけもないから、それは事実なのでしょう。
非常に明るくて気立てのいい女です。高校時代の先輩で、当時はひまわりのように明るい彼女はとてもモテて、俺には高嶺の花でした。告白されたことも何度もあるらしいのですが、付き合ったことは一度もないそうです。
どうしてあの頃の嫁があんなに明るかったのか、話しを聞いてわかったような気がします。暗い過去を思い出さないように明るく振る舞うことで、自分を騙していたんだと思います。
セックスは普通にできて出産も無事にすませ、今では二児の母親です。
夜の生活に今のところ特に支障はありませんが、ただ、俺と付き合うようになってから被虐性癖に目覚めたというか、自虐的になったというか、とにかくひどく虐められることを好んで、このままでは、いつか嫁を殺してしまうんじゃないかと心配になります。
セックスの最中に首を絞められることを望んで、何度か失神したこともありました。あと、リスカではないんですが、刃物で肌をなぞられることを悦び、こっちも狂気に取り憑かれるから、おかげで嫁の背中や内股には、うっすらとした細い切り傷がもう数え切れないくらい増えてしまいました。
昼間はごく普通の母親ですが、夜になってセックスするときだけ別人になってしまいます。昼間の明るさはすっかり消え失せて、別の女がベッドの中にいます。目つきからして、変わってしまうんです。責めているときは尋常じゃない目をしていますよ。
まだ子供たちは幼いから、声を聞いてもわからないと思いますが、本当に吠え狂うといった表現が正しいような喘ぎ方をします。
とにかく虐められれば虐められるほど、狂ったように悶えて悦ぶんです。自分を壊したがっているような姿は、やはり子供の頃に受けた性的虐待の影響なのかな?とも思ってしまいます。
普通ならセックスも暗いところを好むんでしょうが、嫁は明るいところでしたがります。だから、いつも灯りの点いた寝室で嫁を責めます。嫁がそうしたがるからです。
蛍光灯の点いた明るい部屋でしたがるのは、嫁がお父さんに襲われたとき、居間の蛍光灯が点いていたからだと思います。
一度だけ話してくれました。ずっと前のことですが、嫁は酔ったお父さんの荒い息遣いを聞きながら、ずっとまぶしい蛍光灯の光を見つめていたそうです。
やはりショックすぎて、その時にどこかが壊れてしまったのかもしれません。
明るくて可愛い女だけに、そんな過去をずっと忘れられずに引きずっているのかと思うと、すこしだけ憐れみを覚えてしまいます。
亭主としては、嫁が泣き疲れて泥のように眠るまで、責め続けてあげるくらいしかできません。