ジミ子が来なくなってから、1週間が過ぎた。あたしとユリとケイは、帰る方角が一緒だったので、毎日一緒にしゃべりながら帰っていた。3人とも、ジミ子のことは気にしていたが、暗くなるので誰も話題にしなかった。あたしらが帰る途中に、つぶれた工場があった。その日、あたしらがその前に通りかかると、門の中からヤンキーが一人出てきた。そいつは、あたしらの前に立ちふさがった。 「なに?」あたしが聞くと、門の陰からもう一人。ジミ子だった。『ヤバイな…』あたしは感じた。男はあたしらに近づいてきた。あたしは虚勢を張って「なにあんた?ジミ子のカレシ?」とからかう口調で聞いた。「兄貴だよ。妹が世話になってるそうだな」これで、この男の目的はだいたい分かった。ジミ子の復讐だ。あたしはユリとケイに小声で「逃げな。全力で走って!」と言った。だが二人はためらっている。「一人ならなんとでもなるから。3人そろってやられることないだろ?」 そう言うと、二人はうなづき、勢いよく走り出した。「こら!待て!」男が怒鳴ると、「いいの!」とジミ子が叫ぶ。「そいつだけでいい。」あたしはジミ子を睨み付けた。あたしはそれまで、怖いもの知らずだった。周りからは「キレて暴れると手がつけられない」と恐れられ、現にあたしがキレると、親も教師も遠巻きにやめろと言うだけで、手も出して来なかった。同じ中学生となら、ケンカになることもあったが、相手が男でも女でも、だいたいあたしが勝った。だがこの男は…いかにもケンカ慣れしてそうな身のこなし、背も高く、ガタイもいい。そして狂暴そうな目付き。あたしでは、逆立ちしても敵いそうになかった。男はゆったりとあたしに近づくと、パンチを繰り出すような早さで、いきなりあたしの襟首の後ろを掴んだ。反射的に男の手首を掴み、腰を引いて後ずさった。「離せ!離せよ!」すると男は、すごい力であたしの身体をぐいと引き寄せ、顔を近づけて拳を見せた。「顔、ボコボコにしてやろうか?鼻の骨折れるぞ?」情けないことにそれですっかりビビってしまったあたしは、そのままズルズルと工場の中に引きずり込まれた。 中は、機械も荷物もなく、ガランとしていた。片隅に部屋が一つ。従業員の休憩室とか、そんな部屋だったのだろう。男はドアを勢いよく開け、あたしを中に突き飛ばした。見るとそこには、どこから持ってきたのか、薄汚れた布団が1枚敷いてあった。それを見たときあたしは、自分がこれからここで、何をされるのか、理解した。 あたしにとって、処女を失うということは、そんなに大事ではなかった。あちこちで下らない連中とぶつかってはケンカをしていたので、いつか大負けして男らにつかまり、輪姦されて処女を奪われる。どうせそんなものだろう。そうなっても仕方ないと思っていた。だが、いざその場面になってみると、これはもう、子供を作る女に生まれついた本能とでもいうのか、初対面のこの男に膣と子宮を蹂躙されることが堪らなく恐ろしく思えてきた。無駄と分かっていたのに、ドアの前に立ちふさがる男の横をすり抜け、外に逃げようとした。案の定すぐにつかまり、布団の上に仰向けに組み伏せられてしまった。身体全体に男にのし掛かられ、夢中で暴れて抵抗したが、すぐに両手首をつかまれ、頭の上に持ち上げられた。いつの間にか部屋に入って来ていたジミ子が、頭の先に座っている。「おい、そっち押さえろ!」男が命じると、ジミ子はなんと、あたしの手首を上から押さえ、その上に両膝を乗せてきた。「ジミ子、てめぇ!」あたしが言うと、いきなり頬に平手打ちが飛んできた。「妹の名前は涼子だ。覚えておけ、このバカ女!」あたしがにらみ返すと、もう1発。それから男は、あたしの胸の上に脇腹を乗せ、右手を後ろに伸ばして、スカートの中をまさぐってきた。脚をバタバタさせて抵抗するが、脚の方には誰もいないの
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『こんな風にネチネチやられるくらいなら、いきなり突っ込まれた方がましだ!』あたしは腹が立ってきて、ジミ子に抗議した。「ジミ子、あたし、あんたにこんなことまでしてないだろ?アレの仕返しがコレだなんて、おかしいよ!やめさせろぉ!」でもジミ子は、冷たい眼であたしを見下ろすだけ。すると男があたしの前髪をつかんで頭を布団に押し付け、「ばっかじゃねえの? リベンジは倍返しに決まってんだろ?」そうせせら笑った。ブラウスの裾をスカートから引っ張り出し、ブラと一緒に首まで捲り上げ、大して膨らんでもいない胸を、ゆっくりと嘗め始める男。「てめぇ、ふざけたこと…んっ! こんなことして… あっ! や、やめろ…あっ、あっ!」いつもの男言葉でジミ子兄を罵ろうとすると、どうしても《女の子》の喘ぎ声が混ざってしまうので、歯を食いしばって黙っていることにした。でも、舌と指が微妙な所に触れるたび、身体がかってに跳ねてしまうので、感じているのをごまかすことはできなかった。びしょ濡れになったショーツを太ももの真ん中辺りまで下ろし、液をアソコ全体に塗りたくると、男の太い中指がヌルッと穴に入ってきた。「つうっ!」思わず顔をしかめてしまう。「…やっぱり初めてか…」「そうだよ!悪いか? …あんたの妹も、ちゃんと処女だったよ。あたしが確かめてやった。 ついでに妹の相手もしてやったらどうだ?」あたしはまた殴られるかとおもったが、もうその事にはあまり興味がないようで、「ふん!」と鼻で笑っただけだった。「ここ、嘗めてやろうか?」「えっ!?」「クンニってやつだよ。気持ちいいぜ。指なんかと段違いだ。初めてなんだったら、サービスしてやるよ。」「やだ!そんなこと、やっ、やめろぉ!」ここまで好き放題に弄ばれたんだから、今更何をされようと同じようなものなのだが、その時あたしにはそれが堪らなく恥ずかしい事に思えて、ゾッとした。そんなあたしの戸惑いにはお構いなしで、男は、ショーツを爪先から抜き取り、脚を開かせようとした。「やだ~!」あたしはジミ子兄を蹴って抵抗したが、あっという間に足首を捕まえられ、開かされてしまった。男の顔が、そこに近づいてくる。「あっ!」確かにそいつの言ったとおり、大きななめくじみたいな物が、ワレメの下から上へ這い上がると、しびれるような鋭い快感が全身を貫いた。「いやっ!やだぁ!やめてよ~!」あたしはとうとう泣き出してしまい、すっかり女の子言葉に戻って、男に哀願した。その時ジミ子が、嘗められてるあたしのアソコを見ようとして身を乗り出したので、ようやく両手が自由になった。でももう、その手で男の頭にパンチしたり、押し退けたりする力は残っていなかった。嘗める男の後ろ髪を掴み、両太ももで顔を挟み込むが、その体制で勝手に腰が動いてしまうので、どう見ても喜んで愛撫を受け入れているみたいだった。どのくらい嘗められていたか…結局あたしは、大して抵抗もできないまま、呆気なくイカされてしまった。そして挿入…女はイクと、しばらくまともに物が考えられなくなる。そのスキに、男はズボンを下ろしてグロいモノを取りだし、あたしの股の間に入ってきた。それの先端がワレメの一番下に宛がわれ、ゆっくり入って来る。「うっ… ぐっ…」分かってはいたが、それはやはり痛かった。でもあたしは意地を張って、決して痛いとは言わなかった。もう、それくらいしか意地を張る所が残っていなかったのだ。 膣の中で、ぶちっという音がした気がした。 それから、それが一気に奥まで入ってきて壁に当たり、男の固い陰毛があたしの腹に当たった。「処女卒業だぞ!よかったなぁ」男があたしの頭を撫でる。あたしはとても口が聞ける状態じゃなくて、「は、早く出して終わりにしろぉ!」と言うのが精一杯だった。「そんなに俺の子種がほしいの?じゃ、期待通りたっぷり注いでやるよ。」そう言うと、あたしの中で、早いピッチで動き出した。気がつくとジミ子が、ギラギラした目付きで兄貴があたしから出たり入ったりするのを凝視していた。動かれる度に、歯を食いしばって痛みに耐えていたのだが、その内、なんだか妙な気分になってきた。
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レイプされた傷は、間もなく癒えた。処女を失ったことも、元々、大したことじゃないと思っていたこともあり、それほどショックでもなかった。ユリとケイからは、その日の内に電話があったので「殴られて土下座させられただけだった」と説明しておいた。次の日も普通に学校へ行き、自分達だけ逃げたことをしきりに謝る二人に「もうイジメはやめとこうぜ。ロクなことになりやしねぇ」 と苦笑して見せた。アソコの痛み。暴れて全身にできた擦り傷。みっともなくイカされた所をジミ子に見られた屈辱。それが薄れて行くのと入れ替わりに、あたしは切ないような、堪らない気持ちになって行った。太い、武骨な指で、襞を広げられ、クリを弄られた。膣内に入れられて、中のザラッとした所も触られた。熱い舌。乳首を勃起させ、嘗め転がした。ヌルヌルになったワレメの中も、丁寧に嘗めてくれた。下の先を固くして、クリを下から持ち上げるように、何度も…あたしはジミ子の兄の愛撫を思いだしながら、毎晩クタクタになるまで、オナニーをした。『なんで? 何でこんなに… あんなやつのコト…』あたしへの復讐を果たしたと言うのに、グズなジミ子はいつまでも不登校を続けていた。仕方ないので、1年の時に彼女と親しかったという女子を捕まえて、携帯番号を聞き出し、かけてみた。電話に出たジミ子は、相手があたしだと分かると、息を飲んだ。「安心しろよ。もう仕返しとか考えてないからさ。さすがのあたしも、もうこりごりだよ」 電話を切られないために、そう前置きした後で「実はちょっと、頼みがあるんだ。あんたにしか頼めない」と言った。ジミ子の家は、大きな県営住宅の中だった。翌日あたしが、ジミ子一家の住む棟の前まで行くと、入り口で彼女が待っていた。あたしを見ると、会釈もせずに振り返り、階段を上がって行った。あたしはそのあとをついて行く。彼女の家の前まで来ると、玄関を開けてくれたので、あたしは中に入ったが、ジミ子は家に入らず、黙ってまた階段を降りていった。多分、どこかで時間を潰して来てくれるのだろう。勝手に上がり込み、奥の、引き戸が開いている部屋のなかを覗くと、ジミ子の兄…シンジが座っていた。あたしを見ると「マジかよ…」と呟いた。あたしは彼の前の座卓の前に座った。「どういうつもりだ?意味わかんねぇ…」返事をする代わりに、あたしは立ち上がり、彼の後ろのベッドに上がると、その上に正座して、黙ってブラウスのボタンを外し始めた。「おい、待てよ」「おねがい。抱いて…」「なんでだよ?この前、俺はお前を… 説明しろよ。いくら俺でも意味わかんねぇまんまじゃ、やれねえよ」あたしは、めんどくさいな… と思った。自分でもなんでこんなことしてるのかよくわからないのに、それをこの、頭の悪そうなシンジに説明しなきゃならない。その時ふと、小学校の時の担任がしてくれた話を思い出した。鳥は、卵からかえって始めてみた動く物を、親だと思い込み、それにすりよったり後をついて歩くようになるという。たとえその相手が、蛇でも、鷹でも。 あたしはその話をシンジにしてやった。「すると何か?俺の蛇か?」シンジは苦笑しながら呆れたように言った。「女子にとって、ロストバージンは生まれかわるようなもんだからね。もっと乱暴にヤられてたら、違ってたかもだけど、感じちゃったし、イカされちゃったし…」それだけ言うと、あたしはなんだかやたらに恥ずかしくなって、顔を赤くしてそのままベッドに寝そべった。「そうしてると、お前もちゃんと女の子に見えるじゃねえか」シンジがからかったが、あたしは返事をせず、横を向いたまま、待った。 ようやく彼がベッドに上がってきて、ブラのホックを外した。乳房が現れると、すぐに吸い付いて来た。「あ… やっぱりこれだ。この感じ… でも嘗めてほしいのはそこじゃない。そこじゃなくて…」あたしはよほど、自分でショーツを脱いで脚を広げてやろうかと思ったが、さすがにそれはできなかった。代わりに、ゆっくり腰をくねらせ、脚をモジモジさせてみせた。「…ったく、スケベな女だな。こっちか?」 シンジはスカートに手を突っ込み、そこの形を確認するようにショーツの上から少し弄ったが、すぐにスカートを捲ってショーツを脱がせてくれた。
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