ピッチの出会い系

確か５・６年前の話です。小学四年に進級した私は記念にPHSを買って貰いました。初めは家族との連絡ばかりに使っていたんだけど、ある日知らない人からメール（番号で送信出来るショートメール）が来て、ビックリしました。メールが使える事もその時初めて知り、その知らない人といっぱいお話やメールをしました。話の中で『コンテンツ』と聞き慣れない言葉が出て、色々教えてもらい、初めて自分でピッチのサイトに遊びに行きました。私が気にいったのは『ﾃﾞﾗﾃﾞﾗﾘﾝｸ』と言うコンテンツで、ショートメールやeメールで知らない人とコミュニケーションをするページでした。ピッチ会社が公認してるから変なコンテンツでは無いと信じていた私は、たくさんの人にメッセージを書いたり呼び掛けをしました。でも、ほとんどの人が年令と女の子だよ、って言うのを信じてくれなくて、結構傷ついてたりしました。二ヵ月もしたら、私もサイトの雰囲気ガわかり、色々成長し、毎日正直に出しているIDもあった為、小学生の《ピーちゃん》と信じて貰えて、ちょっとしたネトア気分でした。その頃にはＨ目的や写真を騙し取ろうとする人とか見抜ける様になり『私は大丈夫』と自身がありました。だから気を抜いてた訳じゃ無いけど、最悪なめにあってしまいました。それはいつもの様に他人のページを覗いてた時《小学生の女の子いる？》みたいな呼び掛けでした。年令は32才・東京都…。私は『小学生だよ』と返信すると『本物？』『証拠見せて』とマシンガンの様に書いて来て、私は『またか』と思い、ティーンズ雑誌で有名なチャイドルの写真を転送してやりました。すると『本物だ!!綺麗だね、君』と手のひら返してヨイショしてきました。単純オヤジ（汗）と思いながらも、なんか好感がもて、何度かショートメールでお話してました。『声が聞きたい』とか『電話出来ない？』とか時々シツコク誘われましたが、コンテンツの裏技『電話は着信拒否』で、嫌なら切ればいい。としていたので平気でした。私はそのオジサンに女王様気分で自分の言いたいことをバシバシ送信してました。そんなある日、オジサンから『実は俺、36才じゃ無いんだ』と告られ、何才？と聞くと『42才』と返信が来ました。私にしてみれば30も40も同じ《お年寄り》で何が違うのか分からず、『平気だよ』と返事すると『実は来月アメリカ行っちゃうんだ。日本に居るのは今月かぎりだから、最後の記念にピーちゃんと会いたいな』みたいなメールが毎日数十件来ました。ウザいって言うより、二日目くらいで『会ってもいいかな』と思い始めてて、オジサンの熱意がどの位かな？と試して楽しんでいたんです。一週間くらいで、『いいよ』と返事すると、次の土曜日板橋西台のダイエーで。と約束しました。私の家の近所だったし、オジサンも知っている場所だったので、そこに決めました。当日待ち合わせしたのが何故か別館の階段踊り場。中階にはトイレがあり、私が階段で座って待っていると下から男の人が上がってきました。顔はまぁまぁ、とにかく体が大きくて、ガッシリした体育の先生みたいな感じのオジサンでした。その時は意識して無かったんだけど、私はスカートで階段に膝立てて座ってたから、パンツ丸見えだったと思います。オジサンは正面にしゃがんで話をしながらゴソゴソしてました。オジサン はメールでやりとりするより話が楽しく、スッカリ私は心を緩ませていました。すると突然話がＨな内容にかわり、私もとっさに強がって平気なふりをしてしまいました。Ｈな話はエスカレートして『チンコ見ても平気？』なんて聞かれました。