小四の夏、住んでいた所は三両電車しか無い田舎でした。
人が乗るのもまれで、日曜日に電車に乗ってたのは私一人でした。
行き先は終点でする事もなく居眠りしてたら顔になにか熱い物をぶつけられて目を覚ますと男の人が駅に駆け降りていきました。
私は何をぶつけられたのかと顔を触ってみるとヌルヌルの液体でベタベタになってました。
当時はそれが何かわかりませんでした。
ハンカチだけでは拭いきれず、ポケットティッシュを全部使いました。
駅に着いて待ち合わせていたお母さんに話すと、なぜか私は頭を叩かれ、ハンカチとティッシュを捨てるように言われました。
痛くはなかったけど、理不尽な仕打ちに涙が溢れたのが忘れられません。