突然押さえ込まれ、唇も胸も大切なところまでも奪われた夜。
でも、警察へ届けられない…。
それは、私の愛していた父だった。
物心ついた頃から、お父さんのような人を恋人に…と思っていた。
外見も格好よくて、ダンディな父。
友達も、私の父を「格好いいわねえ…。」と絶賛していた。
それなのに、父は、私を地獄の底へ突き落とした。
勿論、父の事は好きだった。
でも、あんな事をするなんて…。
ひどい、むごすぎる…。
チュっと冗談みたいにキスするくらいなら、私だって許せる。
でも、父は私の唇を奪った。
唇を強く吸い、父は舌を絡ませてきた。
まさにディープキス。
私は、意識が遠のいてしまった。
甘い雰囲気など全然なかった。
父の大きな手が、私を包んでいた服を荒々しく脱がせた。
白い下着までも、引きちぎるように…。
胸を揉まれ、父の熱い唇に吸われ、歯で咬まれた…。
気持ちは…哀しいだけだった。
私の肌に絡みつく父の肌。
そして、父は私の脚を大きく開いた。
恥ずかしかった…。
舐められた…。
何度も何度も、父の舌が這う…。
どうなるか…私も分かった。
父のモノが、入れられる…。子供が、子供が…。
痛みが走った。
鋭い痛みだった。
父が私の上に居る。
また、父の唇が私の唇を吸う。
苦しい…。
そして、父が唸りながら、私の体を揺らせた。
股間に熱いモノが流しこまれた…。
父に犯された…。
父が、ゆっくりと私から離れた。
スッと、股間に穴が開いたみたいだった。
ぐったりしてしまった…。
そのまま、何も見たくなくて、目を閉じて時間を過ごした。
股間に流れるモノがあった。
真っ赤な血だった。
父に奪われた…夜。
私は、初めて涙の味を知った思いだった。