もう2年になる
あいつ…俺を産み、何年もの間愛情を注いで俺を育ててきた女
父親が単身赴任で家から離れ、金がかかるからと休みなのに戻ってこなかったお盆のあの日
仕事も恋愛もうまくいかずむしゃくしゃしていた俺は、あいつ…幸代を犯した
テレビを流しながら愚痴をこぼす俺を、あいつは時折頷きながら静かに話を聞いていた
なぜその時、あいつに淫猥な感情を抱いたのか今となっては分からない
だが、静かに聖母のようにじっと俺を見つめながら佇むあいつを見ていたら、なぜか汚してやりたくなった
いきなり胸を掴み唇を奪ったことで、すぐに俺が何をしようとしているのか察したあいつは、いや…やめて…といつもより少しだけ大きな声を出しながら全力で拒んだが、力づくで捻じ伏せた
シャツを捲り上げ、露わになった胸に顔を埋め、大きくせり出した乳首を執拗に舐め、咥えた
赤ん坊の頃とは違う、女を高めるための咥え方
一方の乳首を咥えてはもう一方の乳首や乳房を手と指で乱暴にこねる
実の息子にこんなことをされても、高まることはなく、ただただ、やめて…お願い…と懇願する
一度昂った俺はもう止められない
右の乳首を咥えながら、部屋着の履いた母の下着の中に手を忍びこませ、そのまま俺が産まれた場所に指をあてた
拒む力が強くなり、だめ…という声が大きく部屋に響く
身体を拗らせながら本気で拒むあいつ、涙ぐみ無言で抗議の視線を向けるあいつ
俺は初めて親の顔を引っ叩いた
「いいから大人しくしてろ」
乳房を鷲掴みにし、真正面からあいつの目を見据えた
1分ほどの沈黙の後、あいつは口を結んで、目を閉じた
あれから2年、あいつとは一度も会話をしていない
だが毎日、あいつを犯し続けている
父親が家に帰ってくる時でさえも、父親の目を盗んではあいつの中に注ぎ込んだ
あいつは黙ってそれを受け入れる
いや、心では受け入れていないのだろう
強く突き刺すときに、うっ、んっ、と呻くことはあるが、どんなに長く丁寧に可愛がっても、喘ぎ声を出したことが無い
あいつの中での一線なのだろう
息子に犯され、女の声を出してはいけない
そんなことは俺はどうでもいい
そうしたければ、そうしていればいい
だが身体はそうもいかないようだ
俺の産まれてきた場所は、身体に触れるとすぐに湿り気を帯び、俺のものを入れれば互いの下半身がずぶ濡れになるほど、淫らな液体を垂れ流す
それを潤滑にして、幾度も打ちつけていると、口をギュッと食い縛りながら、身体を震わせた後、急に脱力して大きく呼吸する
俺はそれを見届けた上で、あいつの中に注ぎ込む
俺が産まれた場所の力で、全てが絞りとられていくのを感じながら、奥まで届けと頭の中で呟く
だが抜き取ると、その瞬間からこぼれ落ちる
だらしなく広がったそこは、縁だけ少し黒ずみ、中は濃いピンク
その中心から白い液体があいつの呼吸に合わせて流れ出てくる
この光景が今の俺にとって最大の至福
あいつは黙ったまま、俺がその場を離れるのを待つ
その後、この汚れた場所をどうやって処理しているのか知らないが、翌日には何もなかったように掃除されている
そうだ、掃除も大変だろうから、しばらくは風呂場て可愛がってやろう