ドンドンドン!
ドンドンドン!
ピンポーンピンポーン!
ドンドンドン!
ドアを激しく叩く音とチャイムが激しくならされました。
誰?何事?
俺はドア越しにどちら様?と問いかけました。
〇〇です!
息を切らせたような声、〇〇さん、同じアパートの人でした。
ドアを開けました。
〇〇さん、母子家庭で兄と妹の三人住まいでした。
ドアを叩いていたのはお母さんで、ドアを開けて顔を見たとき、俺はすぐただ事ではない事がわかりました。
お母さんの髪の毛は乱れ、顔は殴られたような顔、手とかも傷だらけでした。
『息子を止めて下さい』
俺の手を引っ張り、部屋を連れて行こうとするお母さん、ちょっと怖いけど仕方ない、連れていかれました。
そこで目にしたことは、今でも鮮明に覚えてます。
奥の部屋、そこを覗くと、まず目に入ったのがお尻、そのお尻がヘコヘコと動いていて、大きい男性、そしてその下敷きになるみたいになっていたのは、顔をくしゃくしゃにして泣いていたのは、その家庭の妹でした。
妹の上に乗って、お尻をヘコヘコ動かしていたのは、兄でした。
お母さんは玄関でうずくまって泣いてるし、俺はとにかけ止めさせなければと、背後から声をかけようとしたとき、目に入ってきたのが、血が少しついたすりこぎ棒と、包丁でした。
身構え、俺は怖いけど声をかけました。
『おい!止めるんだ』
ジロリ、と言うより、ギラリとした目が俺に向けられました。
口数少ないけど温厚そうと思っていた兄、その顔はいつもの兄とは思えない、殺気に満ちた顔でした。
すぐ傍らにある包丁が目に入り、俺は近寄ることが出来ないでいました。
『あぅおぅっ!』
奇妙な唸り声を出した兄、ヘコヘコが止まりました。
射精したんだ、俺はわかりました。
その余韻に浸ってるかのような兄の隙を発見した俺、素早く包丁をまず遠のけ、すりこぎ棒も放り投げました。
『おい、もう止めるんだ』
俺は背後から兄を羽交い締めにし、妹から引き剥がしました。
真っ赤に染まる妹の性器から、何発送りこまれたのかと思う精液が逆流してました。
俺に羽交い締めにされた最初は無抵抗な兄でしたが、いきなり暴れ始めました。
力一杯羽交い締めにし、暴れる力に抵抗しました。
そこでやっと、異変に気づいた近くの人が来て、二人がかりでやっと制圧できました。
その後は警察に渡しました。
後日、俺も警察から話を聞かれ、ありのままを話ました。