セクハラされた私

　夫の会社が突然の倒産で、僅かの退職金で失業。家や車のローン、幼い娘の
学費等のあらゆる計画が一瞬のうちに崩れ去り、気の弱い夫はストレスから胃に
腫瘍が出来長期入院。とにかく私が頑張らなくっちゃ！と知り合いの社長さんの
紹介で生まれて初めてスナック勤めをしています。学生時代からアルバイトさえ
経験した事の無い私を、まともな会社が雇ってくれるわけも無く、かと言って
普通のパートではとても家計が回ってゆかない事もあり仕方なく、と云うのが
本当のところなんです。
　知り合いの社長さんといっても、ご近所で小さな保険代理店をやってる方で、
夫が飲み屋さんで知り合い、以来ちょくちょく家に来られたりしていたんです
けど、私はあまり好きでありませんでした。来られるといつも私の身体を嘗め
まわす様に視て、「奥さんは実に可愛らしいですなあ。とっても３８歳なんて
思えませんよ。ご主人が羨ましい・・・奥さんみたいな別嬪さんがうちの女房
じゃったら、毎晩可愛がってヒイヒイ言わせてあげるのにねエ・・へっへへ。」
イヤラシイ事ばっかり言って私が困った顔を悦しんでるような人なんです。
　お酒に弱い夫が寝込んでしまったり、お風呂に入ったりしていなくなると
もっと恥ずかしい、耳を塞いでしまいたくなる様な事を平気で仰るような下品な
方なんです。台所でお酒の支度をしていても私の大き目のお臀に痛いほどの視線
を感じ、思わず振り向くと、ゾッとするほど厭らしい眼でジィーーとお臀を視
つめているんです。
　でも、そんな事を言ってる余裕が無かったんです。病気の夫と義母、そして
何より最愛の娘の為に、「どんな事でも我慢して頑張るしかない！」って自分に
言い聞かせ今月初めから勤め始めました。お店のマスターは中年の大柄な方で
独身。ママさんと呼ばれてる女性が居ますがマスターの奥様では無いようですが
どこか凄みのある大柄の女性です。他に私と同世代の上品な感じの女性が二人、
若奥様といった感じの女性、それとどう見ても子供（小学６年生位か精々中学生）
にしか見えない感じの女の子の計四名が働いています。
　面接の時にママさんから有無を言わさない感じで念押しされたのは、「ウチの
店は普通のスナックじゃ無いですから。俗に言うエスエムスナックなのよ。お客
様のお酒のお相手をするだけじゃ有りません！かといって、身体を売り買いする
様な安っぽいお店じゃ無いのよ。エスエムって言うと恐ろしく思うかも知れ
ないけど、ウチじゃそんなハードな事は一切お断り！・・・なんて言ったら良い
か、要するにウチの会員の方達は”お仕置き好き”なのよ。お臀を叩かれたりして
恥ずかしがる風情が大好きなのね？！だから会員のお客様方は全員、身元が確か
で、その上お金持ちばっかり。その代り、ウチで働いて貰ってる女性はみんな
上品で世間ずれして無い極普通の奥さんや母子家庭のお母さんばかり。それが
条件なの。お客様たちの趣味は確かに変態的かも知れないけど、お金は十分に
落としていって下さるわ。だからこそ、働いて貰ってる人たちもこんな法外な
お給料を頂けるのよ、・・分かるでしょ？？言っちゃあなんだけど、奥様みたい
にお綺麗でお上品ではあるけれど、四十歳近い世間知らずの奥さんにこんな時間
給を払って雇ってくれる会社なんて世界中探しても無いと思うわよ？！」
　確かにママさんの言う通り、今まで専業主婦でお手伝いさんまで居た世間知らず
の主婦を雇ってくれる所は一軒も有りませんでした。条件どころか、経験と年齢
を聞かれた時点で面接さえロクに受けさせて貰えなかったんです。
　ママさんは覆い被せるように、「今の説明で、良ければ今晩から来てちょうだ
い。でも言っておきますけど、来て直ぐに、止めさせてくださいって言うのは
絶対ダメよ！こんな不景気な時代、奥様には悪いけど、勤めたい人は幾らでも
居るんですからネ？杉本さんのご紹介って云う事で、無理をきいてるんだから。
奥様みたいなズブの素人さんは、最初は死ぬほど恥ずかしい思いをするだろう
けど、別に身体を売るわけじゃ無し三月もしない内に慣れると思うわよ。今来てる
子達だって最初は大変だったんだから。お客様たちもお昼の顔は紳士だし、世間的
にもそれ相当な肩書きの方ばっかりなんだから・・・ココでだけ変態性癖を満足
させてストレスを発散させてるのよ。あなた達にはその手助けをして貰うって事
だけなのよ。身体にいつまでも消えないような傷をつけられる訳じゃ無し、慣れ
てくれば、お客様の性癖に合わせて、恥ずかしがったり少しは藻掻いたり泣き
じゃくったりして喜んで頂けるようになるって。杉本さんから色々事情は窺って
るけど、奥様も大変な時期なんでしょう。それに、可愛らしいお顔に似合わない
ご立派なお臀してるんだから、奥様に本気でお金を稼ぐ気さえ有れば耐えられない
事は無いとおもうけど。・・・・しつこい様だけど、一旦勤め始めたら最低でも
一年は止めて貰っては困るのよ！嫌なら無理にとは言いません。今すぐ返事して
もらった方が有りがたいんだけど？」
　ほかに何の当ても無い上に、私だけが我慢して頑張れば家族を救えるという
一心で、何の躊躇いもなくママさんにお願いしてしまったんです。
　「いえ！お願いします。どんな事でも我慢します。どうしてもお金が必要なん
です。宜しくお願いします。」
　その日の夜から、私の地獄のような日々が始まりました。確かに私なんかには
とても頂けない位のお給料を頂ける代わりに、最も毛嫌いしていた、知り合いの
杉本社長さんから毎晩死んでしまいたいほど屈辱的なお仕置きをされているん
です。何度死んでしまおうと思ったことか、でもボロボロの身体で家にたどり着き
娘の寝顔を見る度に思い留まっています。
　今から思えば、全て社長さんとマスター達の罠だったんです。世の中にこんな
残忍で恐ろしい人達が居るなんて・・・世間知らずの私が甘かったんでしょうね。
世間の怖さも知らずに女手一つで家族を看ていこうなんて考えた私が愚かでした。
今は後悔と悔しさで一杯です。それでも、又明日から毎晩卑劣な杉本さんの残虐
なお仕置きの餌食にならなければならないんです。お店での社長さんの血走った
恐ろしい眼は、家に来られてたときには見られないほど異常な変質者の物でした。
”お仕置き”と云う言葉に騙された気がします。私が社長さんから受けている
お仕置きは、お仕置きなんていう生易しい物では有りません。言葉で言い表せない
位残虐でオゾマシイ物です。私があまりの恥ずかしさや痛み、屈辱感などで社長
さんのお膝の上で藻掻き苦しんで泣きじゃくりながら暴れると、ほかのお客さん
達までが私に群がり手脚を一本ずつ掴んで嫌がる私を悦しみながらお股を割り拡げ
たりして、杉本さんが私の最も恥ずかしがる所を嬲る手助けをされるんです。
　ほかの女性達も同じような辱めを受けて泣き叫んでいるんですが、やはり私より
慣れているのか、ご指名のお客様に合わせて泣き方まで違うように、私には思えま
す。まれに杉本社長さんが出張なんかで来られない時、ホッとして気持ちが楽に
なるんですけど、そんな時にはほかのお客様がこの時とばかりに代わる代わるに
私を指名して閉店時間が過ぎても延々とお仕置きされるんです。やっぱり新人で
何も知らない私が一番お仕置きの仕甲斐が有るとか仰って、次から次へとお客さま
のお膝に押さえ付けられお臀を頻剥かれては叩かれます。
　続きは今度また書きます。