大学生の時通学電車でたまに痴〇されていた。
高校の時は制服だったからかほぼ毎日誰かに触られて、そのせいか急に胸が大きくなりまた更に触られるように…の繰り返しだった。
でも浮いた話もなく、初体験手前までの行為はほぼ痴〇にされたと思う。
処女のまま成人して、周りが経験済みになっていくのを見て少し焦っていたのかもしれない。
ある日触ってきた30代前半くらいの男性が結構好みの見た目だった。スーツを着てて、清潔感もあって、身長もあった。
あと、触り方がソフトタッチで、でも気持ちよくて、たまに手を握って来るだけの日もあった。
それだけの理由で私は電車を降りる際連絡先を書いた紙をポケットに入れた。
彼はある時間の電車に乗ると車両を変えても必ず背後にいたので、事前に紙を用意した。
「初めてを貰ってくれませんか?」
アドレスはもちろん捨てアドだが、渡した直後は心臓がバクバクした。なぜか尾行されてないか不安になりソワソワしながら大学へ行った。
大学に着くと既にメールが届いていた。
「はじめまして、では無いですね。お手紙貰えて嬉しいです。一先ず会ってお話しましょうか」
手紙を渡した翌日の夕方、通学電車の乗り換え駅で待ち合わせした。
約束の時間を少し過ぎたあたりで後ろから声をかけられた。
「みゆきさん…ですよね?」
「はい。来てくだりありがとうございます…」
「こっちこそ本当に来ててちょっと驚きました。どこか入りますか」