何年か前、勤めていた在宅介護やヘルパーの会社で、何人かのヘルパーさんを管理する立場で、
クレーム対応もしていました。そのときは 35 歳で、転職も考えていた時期で、魔が差して、
利用者のクレーマー男性に全裸土下座をしてしまったことがあります。
ヘルパーさんへの利用者様のクレームの対応って、毅然とした対応もしなければいけない場面もあります。
女なのに生意気だろうと言われたり、男を出せと怒鳴られたりすることもありました。
こんなの破滅的なことになったら、どんな感じなんだろうか、とぼんやり考えるようになったのです。
破滅願望っていうことなのかな、とも思います。
ある日、セクハラ等をする利用者の方(年齢よりもかなり若く見える前期高齢者の男性で、体格も良く、
ヘルパー等が不要にも思える方ですが)、その方からのクレーム対応で、毅然とした、というより、
わざと挑発的な対応をしました。
「こんど同じようなミスがあれば、土下座でもなんでもしますから。」
「次回から担当者を別のものにかえます」
「もうそれで気が済みましたでしょうか?」
スカートのスーツで伺いましたが、舐めまわすような視線をあび、ぞっとした一方で、
「何か恐ろしいことを期待してしまう」という気持ちが生まれていました。
ヘルパーさんを、別の担当者(新人の中年男性スタッフです)に替えると、
半月もせず、再度、クレーマー男性からクレームがありました。