ジュニアの秘書になって、先輩秘書からオッケーなの?って訊かれたときに気が付きました。セックスも仕事の内なんだって、まさか本当にそうなるなんて思いませんでした。
高学歴で海外留学していたジュニアが取締役になり、入社して3年目の私が秘書課に移動となりました。受付をずっとしていたのに、同僚からは私には絶対むりよと陰口を囁かれる初日でした。
ジュニアが退社の時間になり車寄せに送りに出たとき、私も付いてパーティーに行くよう先輩秘書に指示されました。
パーティーは都内の有名ホテルでジャズのライブをメーカーの重役たちと楽しむもので定例のようでした。カクテルで脚をとられて気がつくと、私はベットに寝かされて裸にされていたんです。しかも脚を左右に大きく開いた状態、ホテルのスイートルームだったんです。
はっとして指で触るとやはり男の人の液体が内股についていました。テーブルに吸い殻のたくさん入った灰皿とグラスが4つありました。
ジュニアは裸にバスタオルを腰に巻いた姿で、私に言いました。合格だよって、明日からよろしく頼むよって。私はお酒のせいなのか悲しくもなく寂しくもなく、くたくたでした。
朝になり支度をして、朝食をとり本社へ車で向かう間、ジュニアは何も話ませんでした。