私は、某銀行で、窓口してます。
あの日は、普段通りの時間に退社して、いつものバスで帰ろうとしました。
そこに、お得意さまの会社の部長さんが、たまたまバス停の前を通りました。
「家、私の会社の近くだろ。送っていくよ」と言われました。「怖い」と内心
思いましたが、お得意さまには逆えず、部長さんの車に乗りました。
しかし、車は私の家とは正反対の方角に向かいました。
「違います!」と言いましたが、部長は、いきなり後ろ手錠で拘束しました。
「だまっていろ!」と言われ顔2回殴られました。私は怖くそのまま黙って
いました。
そのまま、マンションの1室で監禁されました。
身代金目的の誘拐でした。最初は。
しかし・・。
監視役が2名いたのです。1名がコンビニに買出し行きました。1名が携帯で
話していました。で、なんと、手錠が外れたのです。
「逃げられるチャンス」と思い、私は一目散に、ドアに向かいました。しかし、
マンションの廊下で、コンビニから帰ってきた男とばったり会ってしまいました。
失敗しました。
男2名に殴られました。回数なんてわかりません。「殺される」と思いました。
男が、いきなり「裸になれ!」と怒鳴りました。私は怖くて言う通りにしました。
今度は手錠でなく、麻縄で縛られました。
裸にすることで、逃亡防止したのです。おまけに、写真も撮られました。
これも逃亡したら、週刊誌に写真売ると、脅迫されました。
オトイレも、今まで行かせてもらえたのですが、バケツにするように命令されました。
金目的だから、これ以上のことはするな!と、ボス各の男が、知らせを聞き、マンションに来て、そう言いました。
しかし、ボスが帰ると、男2名は、私を何度となく犯しました。
それから、2日後、身代金を持った同僚が、マンションに来て、無事私は解放され
ました。
同僚に裸を見られたものの、私の命は助かりました。
新聞記事にも載らないことから、銀行のほうで、報道各社に口止めしたのでしょう。
私は、自宅療養(銀行内では入院していることになっています)してます。
が、誘拐されていた、3日間は生きた心地がしませんでした。犯されても感じる
こともなく、刃物ちらつかされて。思い出したくはありません。