「○○くん。 ちょっと。」
副院長が他の看護婦に気を遣うように私に声をかける。
「はいっ。 部長なにか?」
「ちょっと聴きたいことがあるから、19時に第一応接室に来なさい。」
「えっ。あっ、はい。」
とまどいながら、あいまいな返事をした。
「なにか用事でもあるのかね?」
物腰はやさしいが、有無を言わさぬ迫力があった。
「いえっ 別になにもありませんが...。」
私は不安でいっぱいだった。
「じゃ、19時に。忙しい時間で悪いが、その時間からしか空いてないんだ。」
「はい、わかりました。失礼します。」
他の看護婦がいぶかしがる。
「ちょっと、あんたこの前は部長に呼ばれてたし、なんかあったの?」
「ううん、なんでもないの。」
約束の時間の10分前になった。
私は第一応接室に向かった。
応接室のドアは開いていて、電気も消えていた。
電気をつけ、入り口に近いソファーに腰を下ろした。
来客用のソファーだけあって、沈み込むようだった。
まもなくして、副院長がやってきた。
副院長は応接室の入り口のプレートを接客中にし、中に入った。
ドアを後ろ手に閉めるとガチャっと鍵をした。
「えっ!」
鍵をかけた音が私の心臓をドキッとさせた。
鼓動が激しくなり、できることならここから逃げ出したかった。
副院長は私の対面に座り、封筒をテーブルの上に置いた。
「聴きたいことというのは、この封筒の中身なんだが。」
私は恐る恐る封筒を手にし、中を覗いた。
中には写真が数枚入っていた。
破裂しそうなほど心臓がドキドキしている。
取り出して見たとき、私は言葉を失った。
それはまさにあの夜の写真だった。
主任さんから受けた恥ずかしい行為のあらゆる姿が写されていた。
「どっ、どうして、これを?」
やっとの思いで出した声も震えている。
「入手経路は教えられんが、一目みてキミだとわかったよ。」
副院長は得意気に写真をふりかざす。
「それにしても、いい表情だね。」
「やめて。返して下さい!」
私は顔を手で覆い泣きながら訴えていた。
「おいおい、泣き出さなくていいじゃないか。
なにも返さないとは言ってないだろう。」
「じゃぁ、返して頂けるのですね?」
「ただし、はいっ、そうですかと返す訳にはいかないよ。」
副院長はニヤニヤしながら言った。
「どうすれば、返して頂けるのですか?」
「私を満足させてくれれば、返してあげよう。」
「?!」
「ここで裸になって見せてくれないか?」
「えっ!」
「この写真のようにキミの裸を是非見てみたいんだ。」
白衣の胸の膨らみを副院長が舐めるように見た。
「どうした? 病院中にこの写真をバラ撒かれたら困るんじゃないか。」
「まだ決心がつかないのかい? 患者にも人気の君のことだから、
高く売れるかもしれんなー。」
(こんな写真が病院中に...)
考えただけで鳥肌の立つような寒気がしてくる。
「それとも、今流行の素人投稿なんとかに送るっていうのもいいかな。」
副院長はさらに追いつめてくる。
「私が...裸になれば、返してくれるのですね。」
「やっと決心がついたかな?」
私は目を真っ赤にしながら睨み付けた。
「なんだね、反抗的なその目は。私は君のために言ってるんだよ。」
「いやなら、それまでだ。君が恥ずかしい思いをすればいい。」
「ちょっと待って下さい。ぬ、脱ぎますから...。」
頬をつたう涙を拭きながら私は立ち上がった。
「早く始めてくれ。夜も遅いんだ。」
私は無言で白衣のボタンを外し、ソファに置いた。
(あぁ、どうしてこんなことに...。)
私は何も考えないようにした。
「スカートも脱ぐんだ!」
私は素直に従う。
私は一瞬ためらった後パンティストッキングを下ろしていった。
「これで、許してください。」
副院長の股間は痛いほど頭をもちあげていた。
「こちらに来なさい。」
私は応接室でブラジャ-とパンティだけとなった。
両手で股間を隠す。
「お願いです。これで...。」
「全部脱がないと写真をバラ撒くよ。」
「ここじゃ明るすぎます。せめて電気だけでも...。」
「だめだ。」
私はあきらめて手を後ろに回しブラジャ-のホックを外す。
「腕をどかして、そのオッパイを見せるんだ!」
副院長の怒鳴り声が応接室に響き渡った。
私は観念したようにゆっくりと腕を下ろしていった。
「次はパンティを脱ぐんだ。」
(ああ、こんなことになるなんて...)
「全部脱ぎました。もうこれで許してください。」
両手を前にして隠すようにして立っている。
「その手をどけて全てを見せてなさい。」
先ほどより幾分やさしい口調になっている。
副院長は私の裸を上から下へ舐めるように見ている。
「ああ、恥ずかしいです。もう許して下さい。」
恥ずかしさと屈辱に身が震えた。
「綺麗な身体だな。今度は後ろを向いてくれ。」
私はだんだん露出の快感を覚えはじめた。
「いいぞ、今度はそこに四つん這いになるんだ。」
「そんなこと恥ずかしくて、できません。もう許してください。」
「明日から病院に来れなくなってもいいのか? ん?」
「そ、それは...困ります。」
(ああ、どうして。どうしてこんな目に...。)
私は真っ赤になりながら、床に手を付き四つん這いの姿勢をとった。
「もう、我慢できん!」
スーツの上着を脱ぎ、四つん這いの私に飛び掛かってきました。
「しゃぶってくれ。」
「困ります。 約束が...。」
「早く咥えてくれ。」
私は唇を近づけそっとキスをする。
「うぅぅっ。」
亀頭のくびれをチロチロと舐める。
舌を出したっぷりと唾液をからめた。
「袋もしゃぶってくれ。」
「おうっ。たまらん。」
「おぉ、上手いな。」
「そのままでケツをこっちに向けなさい。」
「な、なにをするんですか?」
「決まりきっていることを聞くんじゃないよ。処女じゃあるまいし。」
「それだけは許してください。...。」
許してもらえないとは分かっていても口から出てしまう。
「いいじゃないか。おまえもしたいんだろ?」
「ああ、だめです。」
アソコに副院長の手が伸びた。
割れ目に指が入っていく。
「グショグショじゃないか!」
アソコをまさぐりながらニヤっと笑った。
「いやっ、恥ずかしい。」
「だめと言いながらこんなに濡らしているなんてひどく淫乱な女だな。」
「言わないで! そんな女じゃありません。」
「クリちゃんも尖ってきているぞ。」
そう言って私のクリトリスをいじり始めた。
「あんっだめ、やめて...。」
副院長は指を二本にした。膣の奥までまさぐっていく。
「あうっ。あぁぁ。」
私は立っていられなくなる。
「だめだ!ちゃんと立っていなさい。」
私を掴み立たせておいて、乳首へと唇を移した。
右の乳房をまさぐり、左の乳首を丹念にじゃぶる。
頭の中が真っ白になる。
「あっ。あっ。あっ。」
舌がクリトリスを舐め上げるたびに声が漏れる。
舌先が膣の入り口を刺激する。
「あぁぁ。もうだめぇ。」
「どうだ、私のちんぽがほしいだろ。」
耳もとでささやく。
「ああ、どうにでも、してください。」
(ああ、また、いやらしい女になってしまう...。)
「おまんこしたいんだろ? 正直に言ってごらん。」
「よし、そこの壁に手をついてお尻をこっちに向けなさい。」
「は、はい。。」
「スケベな女だな。最初から欲しかったんじゃないのかい。」
「そんなことはありません。」
「きつく吸いついてくるぞ。」
「自分でケツを振ってみろ」
副院長はおしりの穴に指をのばした。
「ひぃっ!」
「ああ、お尻は許してください。」
「尻の穴も感じやすようだな。」
中指の第一関節まで指を入れてきた。
「いや、お願いです。許して。」
前も後ろも疼き、じっとしていられなくなった。
グイグイと責めたてていくと同時に、あまっているもう片方の手を、
前にまわし、クリトリスも刺激する。
「あうっぅ、いいっ。」
「あ、ああ..そんなにされたら...へんになっちゃう。」
「副院長..イッてしまいそうです。」
甘えた声で訴えていた。
「ううっ私も出そうだ。」
腰の動きが早くなった。
「ああ、もう、だめ。」
私は体が痙攣してきた。
「あおう...。」
「イ、イク。」…・
…・
…・
副院長はそそくさと身繕いをしていた。
テーブルの上の写真を片付け始める。
「写真は返してくれる約束じゃ?」
副院長は返事もせずに部屋から出ていってしまった。
私はひとり残された応接室で、涙を流しながら白衣を身につけた。
足早に更衣室まで行き、予備の服に着替える。
「あ、もう帰る時間・・」
替えのパンティーを持っていないため、直にスカートを履く。
ストッキングは履く気になれず、生足で帰ることにした。
膝上10センチぐらいのスカート。
初夏の陽気だが、スカートの下がスースーとする。
(なんであの時の写真を持っているのだろう...。)
憂鬱な想いで駅までの道のりを歩いていた。
ホームへの階段を上るときにスカートの中が見えないかと心配になる。
金曜日ということもあり、ホームにはかなりの人がいる。
普段乗り慣れない満員電車に乗り込んだ。
しばらく電車が走ったところで、ヒップに違和感を感じた。
電車の揺れに合わすように、でも、明らかにヒップを触わっている。
(痴漢!)
~続く~