俺が三十年勤続している特養は歴史が古い建物だから、徘徊老人や、痴呆の老人を閉じ込める為の通称「おしおき部屋」と呼ばれている部屋が今でも残っている。
昔は夜勤を任された男性スタッフがそこで用を済ませスッキリして出てくるのを頻繁に見た。
何をしていたかは書けないけど相手はさぞかし恐かったであろう。たまに怒号や泣き叫ぶ声も耳にしていたから。
人が出した精液の臭いって本当に気持ちが悪くなるんだよ。
うんこの臭いよりあの部屋でスッキリしてきたスタッフの青草のような臭いで毎度吐きそうになっていた。
部屋の中は強烈なイカ臭さで充満し、事後の後片付けもされていないのが日常だった。
暴力を振るう老人も居たから男性スタッフしかその部屋は入れなかった。そういった構造が、あの特殊なヤリ部屋を作り出したのであろう。
五十代の男性施設長も普段は紳士的な振る舞いをして取り繕っていたがあの部屋の有名な常連、要はクズだった。
若者にも負けない引き締まった身体を露わにしては相手を制圧し、バチボコにシバいていたらしい。
婆さんでも泣いたりリアクションをくれるオナホールだと思ったら興奮するのかな?
今ではもちろんその部屋は封鎖されているが、残された錆びた手錠と巨大な鉄アレイが歴史を語っている。