自分の中の性欲を抑えきれなくなって、出かけることにしました。
シャワーを浴びて、いつもはまとめて目立たなくしている髪の毛を下ろして、いつもよりも化粧を濃くして、落ち着いた中に、下着が薄く透けていたり、長いスカートに縦一本深くスリットが入って、膝上ふくらはぎの白い素肌の見える、通り抜けるとホワイトムスクの香りがふわっとする、男性の気を引くスタイルで、夜の街に出かけました。
駅の駐車場に車を止めて、鍵や個人情報があるものは全部、コインロッカーにしまい、何かあってもだれか特定されないようにしました。
見知らぬ街の夜の帳を、駅から人通りのない方向へ向かって、進んでいく。土地勘もないし、知っている人もいない。
ただ野獣のような男性たちの目に留まり、人気のないところで、半死半生の目に遭いながら、身体を自由にされるために。心の中はしんと冷たくて、しかしながら心臓の音だけが外に漏れそうなぐらい響いていました。
痴漢が出るという有名なポイントを通り抜ける。深夜0時を過ぎて、静まりつつある細い路地を、あてもなくジグザグとさ迷い歩く。
後ろから私よりも背の低い小柄な男性が、ジグザグに歩いているのにも関わらず一定の距離でついてくる。スマホで誰かと話しているよう。後ろを振り返るたびに距離が詰まってくる。土地勘がないので、どこを歩いているのか、駅からどこまで来ているのかも分からない。スマホも置いてきたし、地図もない。本当に真っ暗闇をさまよっている。
駆け足になると、スリットから脚の付け根まで白い肌が見える。そんな心配をしている場合ではない。男性は一人ではなさそうだ。誰かと話している。
怖くてたまらなくなって、薄暗い公園の中の大きな銀杏の木の裏に隠れる。
男性は一瞬私を見逃して、辺りを探し回っている。相変わらず誰かと電話で話している。矢張私の後を追っていることは明確だった。見つかればただではすまないだろう予感はした。
男性が近くを通ると、ホワイトムスクの香りが漂って、男性にすぐに見つかってしまった。
私は腕を掴まれると、身動きできなくなり、声を発することもできなくなり、その場にしゃがみこんだ。
「ひさとさん、やっと捕らえました。かなり上玉です」と上機嫌で話して場所を伝えて電話を切った。
私の顔を上から覗き込んで、にやっとして、手を伸ばしてきて、乳房を強くもんできた。執拗に楽しんでいて、乳首のありかを探り当てて弄ばれた。私は怯えたまま、身動きできなかった。
しばらくすると、黒いワンボックスカーが近くまでやってきて、そこまで引きずるように連れらていかれて乗せられた。
中には男性が3人いて、私を捕まえた男性を含めて4人乗り込んで、暗闇をどこかへ走り抜けた。
四方から手が伸びてきて、私の顔を掴んで、唇を奪われて貪るように吸われたり、ボタンをはずして肩から衣服を剥ぎ取られた。
一人はスマホで撮影しながら、私を弄んでいた。
どこかの大きな倉庫みたいなところに車は入って行って、そこで4人にじっくりと犯された。衣服も下着もすべて奪われて、全て中出し。
いろいろな個人情報を聞き取ろうとして、何度か暴力を振るわれた。私はすべて適当に嘘を言った。お金も何もない。どこにいるのかも分からない不安の中で、朝まで強姦された。
しかし、痛いのは最初のうちだけで、あとは私が感じて、快感を引き出しながら、何度も何度も昂って、いって、気を失うぐらいに狂ってしまうぐらいに気持ち良くなった。
経験したことのない箇所を攻められて、この方たちに依存してしまいそうになるぐらいに気持ち良くなってしまった。
連絡先を教えろとしつこく言われて、私は本当の携帯番号を伝えてしまった。