高校時代に私は同級生のA子をいじめていた。
かなり酷いいじめだったと思う。
画鋲を刺したり、髪を切ったり、無理やりタバコを吸わせて、そのタバコの火を自分の体で消させたり。コスメや服とかも貢がせたし、お金も取ってた。
当時付き合っていた私の彼氏に、レイプもさせた。
A子は処女だったけど、そんなの関係ない。
無理やり力尽くでとかじゃなく「できるよね?」「まさか嫌とか言うつもり?」みたいに圧かけて、力尽くじゃないけど無理やり同意させた。
場所は彼氏の自宅。私もいたし、いちいちA子に指示もした。「舐めなよ」とか「足の開きか方はこう」とか「犯してくださいってお願いしないの?」とか。
彼氏には中出しさせた。「え、いいの?」「もちろんいいよ。A子、いいよね?」「い、いいです、それで」みたいな感じだったのをよく覚えてる。
処女じゃなくなったA子には、そのあと援交させて、お金は全部私が貰ってた。たぶん在学中に経験人数は3桁になったんじゃないかな。
そんなA子とも、卒業して数週間で関係が切れた。
それまでいじめられ続けたA子がどうして私から逃げたりしなかったかというと、このすべてがA子の望んでいた事だったから。
A子に告白されて、でも彼氏いるし同性は恋愛対象じゃないし、だからごめんって私は真剣に返事をしたはず。
だけどA子は、私に付きまとい、彼氏にも付きまとい、結局彼氏には振られ、学校でも私は孤立した。
A子が怖かった。一度A子を呼び出して、思いっきり平手で叩いた。その時のA子は、満面の笑顔というか、あれは明らかに性的に興奮している顔で「嬉しい」と言った。
怖かった。でもなぜか、ここで飲み込まれたら私は終わると思った。「私にいじめられたいの?」と聞くと、また嬉しそうに「はい」とA子。やっぱり怖かった。でも引けなかった。
在学中、A子に飲み込まれないように、次はどんな酷いことをしようって、そればっかり考えていた。
もっと酷いことをしないと、もっと、もっと、とエスカレートしていき、超えちゃいけない一線はとっくに超えていたけど、A子はいつも満足そうだった。
私はまともな恋愛はもうできなくなり、出会い系で、一緒にA子をいじめてくれる相手を探した。A子をひとりでいじめるのに限界が来ていたんだと思う。倫理観のない大人は簡単に見つかった。代償は私の体。私の処女も、A子をレイプした彼氏に差し出した。
正直にいうと、私も少し楽しんでいたところもあった。同性愛者だったA子に「男に犯させる」と言った時、はじめてA子が怯えたような表情をした。挿入されているA子の顔を見て「妊娠しちゃうかもね」と言った時、A子はいつとの嬉しそうな泣き顔じゃなく、静かに泣いていた。怖かったA子に勝てた気がして、気分が晴れた。
卒業して数週間で、A子がどうして私から離れたのかはわからない。私に飽きたのかもしれないし、もっと別の、私よりも上手にA子をいじめてくれる相手を見つけたのかもしれない。
さっき「知り合いかも?」にA子が表示されて、心を落ち着かせるために吐き出し。