思えば初めて私が性的快感を受け入れたのはGWだった気がします。
中学卒業前に無理矢理処女を奪われ、その後も写真で脅されて何度も。
途中勇気を出して呼び出しに応じなかったんですが、いろいろあって再び屈服……高校生活最初のGWはセックス漬けにされました。
ショックだったのはそのGW最終日。
家を出る前に「丸一日やられるのも今日でもう終わりか」と思ったんですよね。え?「やっと」じゃなくて「もう」?自分の考えに愕然としました。
「そうじゃない、私は死ぬほどイヤなんだ」そう思いながら待ち合わせ場所へ向かう私の頭に相手から言われた言葉「わかってないかもしれないがお前はいやらしい女だ、俺がセックスを管理してやらないと絶対ヤリマンになる」が甦りました。
自問自答が始まります。
そんなはずはない。私はこの前まで処女だったし、セックスしたいと思ったこともなかった。
『じゃあ今は?』
今でもイヤだ、したくない。
『でももう痛くないし、やられてるときは正直気持ちいいよね?』
気持ちよくなんかない!
『本当に全然気持ちよさはないの?』
あれは身体が勝手にそうなってるだけで全く好きじゃない!
『嫌いな奴にされてるのに気持ちいいんだ。やっぱりアイツの言う通り本当は淫乱なんだね』
違う、脅されて仕方なく行ってるの!
『でもオナニーするようになったのは犯されてからだよね』
あれはオナニーじゃない、あそこが壊れてないか確かめてみただけ!
『指入れてさ、違うと思ったよね。おちんちんの方がいいと思ったんじゃないの?』
あの人のおちんちんが欲しいんじゃない!
『じゃあ誰のが欲しいの、〇〇君?あいつたぶん童貞だよ。普通のセックスを知らないあなたが教えてあげるつもり?きっとドン引きされるわね』
待ち合わせ場所に着いたときはもう頭の中がぐちゃぐちゃでした。車に乗せられホテルへ向かいながら「このままでは発狂してしまう」と真剣に思いました。とにかく何も考えないようにしようと。