もう5年近く前の話になります。長い話になりますがどうぞお付き合いください。
当時中学生、家庭環境は最悪でした。
母の浮気が原因で家庭内別居を3年続け私が高校生になった時ようやく離婚しました。
それまで父と母は全く話をかわさず私が伝書鳩のごとく取り持っていた状態だったので離婚してくれたことに安堵しました。
しかしその後高校生になった私にある朝母から連絡がありました。
「学校に送って行ってあげる。〇〇で待ってて」
私は母に指定された場所に行きました。遅刻しそうなギリギリの時間まで待ってた時にまた母から連絡が
「ごめん。やっぱり送ってあげられそうにない。」
もう遅刻が免れない時間です。父は厳格でもし遅刻がバレたとなればどれだけ怒られるだろう。
それより離婚してからもう振り回されることは無いと思ってたのに、やら1度ならず2度も裏切られたやらもう頭の中混乱したのでしょう。私は幼児みたく大声をあげながら泣きました。泣いて歩きました。
その時近くの家からおじさんが出てきました。
「どうしたの」
禿げてるとか眼鏡をかけてるとかそんな特徴もない、少し太ってるかな?くらいしか特徴のないおじさんでした。
もっと多分探せば特徴あったと思うんですが俯いていた私にはわかりませんでした。
おじさんは優しそうな声で他に何か言ってましたがその言葉だけに私は泣きながら首を横に振りました。意味は考えてなかったです。
おじさんは困ったようでしたがとりあえず家へ上がって、と手を引かれました。
知らない人について行かないのは幼い頃から言い聞かせられていましたが何も考えたくなく黙ってそのおじさんについて行きました。
おじさんの家は綺麗でした。ゴミ屋敷なんてことはなく、かといってモデルルームのようでもなく普通の親しみのある内装でした。
おじさんに言われるままソファーに座りました。すぐさま目の前に出されたお茶をぼーっと見ているとおじさんから「何があったの」とまた聞かれました。
今度は全部話しました。父と母のこと、さっきあった母のこと、ぜんぶ嫌になったこと。
するとおじさんは「大変だったねぇ」とまぁありきたりな反応をいただきました。
その事に私は勝手に話したくせに激昂して鞄をぶつけて帰ろうとしました。本当に許されないことですが私はその言葉を色んな人に言われて散々だったのです。
優しかったおじさんもその事に怒ったのでしょう。「お前!」と叫ぶと私の伸ばしていた黒髪を引っ張り制服のリボンを引きちぎられるくらい強くつかむと私を床に叩きつけその上にのしかかりました。
「人が優しくしてれば!」なんて男の人の怒声を浴びたのなんて初めてで怯えているとおじさんは無理やりパンツを下ろし慣らしもそのままに挿れられました。
痛いと感じた時にはおじさんは私の頬を握り拳で打って怖くて泣き出した私を見ながら腰を動かしました。
吐息が顔にかかって気持ち悪い、信じられないところが痛い、最初は優しそうなおじさんだったのに怖い、口の中に入ってくる舌が気持ち悪い!
全部がごちゃ混ぜになって私は揺さぶられながら「ひっ、ひ…っ」と過呼吸のような声しか出せませんでした。まして抵抗なんてできません。
おじさんはずっと怒っていました。「人の善意を」とか「女子高生だから優しくしてやってるのに」とか。
特徴のない、と思ったおじさんがすごく怖かったです。
少しの時間だったように思います。おじさんがゴムなんてしてくれてるはずもなく抜いた後からいっぱい白いのが私の中から垂れてました。
おじさんがどこかへ行くのを見てこのまま殺されるのではと不安になった私は隙を見て隠れながら逃げ出しました。田舎の昼、誰にも会うことなく自宅に帰った私は何が起こったか冷めた頭で思い返し暫くぼーっとしていましたがふと「バレてはいけない」という思いから引きちぎれたり汚れたりした制服をゴミ袋に突っ込んで父の何かあった時のために置いてくれてるお金を持って制服を買いに行き隠蔽を計りました。
殴られた頬は赤や青や黄色や見たことの無い色をしていましたが父とは元々月に1回顔を合わせるか程度だったので治るまでバレることはありませんでしたし幸いにもストレスのせいか初潮もまだだったので妊娠の危険もありませんでした。
でもその時の行為が、何もかもめちゃくちゃになって考えてられなくなるあの感覚が忘れられず今も見知らぬ相手と寝ることを辞められないでいます。
長文になると思いなるべく不要な部分は省いて書いてます。おかしなところがあると思いますがこれが15の時の私の体験です。
この体験も今のことも父と母は知りません。