50代の主婦です。
私が小学6年の時に「12歳の神話」と言う少女のヌード写真集が売られていました。
普通の本屋で、成人指定とかではなく普通の本棚に置かれていました。
表紙をチラッと見たら、当時の私に似た痩せた女の子が、全裸で野外の百合の花に顔を近づけている写真が見えました。
その頃の私は、ヌード写真を見ると「裸にされて可哀想」と思いながら、「もし私がこんな写真撮られたらどんなに恥ずかしいだろう..」と想像するようなM的なところがありました。
そんな私が、私と同じ歳の女の子が、ヌード写真を写されてそれを売られているのを知って、何とかその写真集の中を見たいと思っていました。
それが実現したのは本屋に一人で行った時でした。
30代のカジュアルな服装で、銀色のカメラカバンを横に置いた男性が、その本を平置きしている他の本の上に広げて見ていたんです。
私は横で他の本を立ち読みしてるふりをして、横目でその写真集のページが捲られるのを見ていました。
その男の人は、私が横目で見てるのに気がついているのに、私を叱ったり追い払ったりする様子はありませんでした。
途中のページで、モデルの女の子が膝を開いて正座してるのを正面から写されてる写真を見て、心臓が破れそうな程興奮しました。
その後にその男の人から「この女の子、君に似てるね」と声を掛けられました。
私はプルプルと顔を振り、男の人は「そうかなあ」と言うと、またページを捲りました。
男の人は最後まで見ると、その本を買いましたが、店を出る時に私に「やっぱり君だよね」と言うんです。
私は、誤解を解かなくちゃと思って、その男の人の後から本屋を出ました。
その時は、それがその人の罠だと気がつかなかったんです。
その後に、私も裸を写されてしまいました。
今でも肉親には話せない黒歴史です。