レイプ体験談

中学三年生の夏休みのことです。
母方の祖父母の家に来ていました。
両親も祖父母も用事があって出かけていて、
私は一人でお風呂に入り、リビングでテレビを見ていました。

台所の方から物音がしました。気のせいだと思いました。でも違ったのです。
リビングに、中年の大男と老婆が入ってきました。

男の方は、この近所に住む知的障害者だと気付きました。
父と祖父が気をつけろと言っていたから。
突然のことで声も出せない私に、二人は向かってきました。

男にのしかかられ、悲鳴を上げようとしたけどうまくいきませんでした。
老婆が私の後ろに回り、バンザイするような格好で手を押さえつけます。

「はようやれ！はようやれ！」

老婆がそう言うと、男は私のパジャマをパンツごと脱がせました。
恐怖と混乱でわけがわからなかった私ですが、やっとひとつの考えに至りました。

レイプされる！
その答え合わせのように男がズボンを脱ぎました。
初めて見る勃起した男性器はとてもグロテスクに見えました。

男は私の両腿を掴んで、すごい力で広げます。
大柄な男なので対抗できません。それ以前に、私は金縛りにあったように動けませんでした。
私の恥ずかしい部分が丸見えになりました。

男は私のアソコにペニスを寄せて、カクカクと腰を振りました。
挿入に手間取っているようです。
でもその時間は長く続きませんでした。

「い、いたいっ！！」

とんでもない痛みで、やっと私は声を出せました。
見れば、私の下腹部に男のペニスが入りこんでいます。
乱暴に処女を奪われた痛みで気絶しそうでした。
しかし男はかまわず、すごい勢いで動きます。

「い、いやっ、いやっ」

なんとか抵抗しようとしても手は押さえられ、
脚の付け根には男のペニスで制されています。
どうしようもありません。
男が急に動きを止めて、ブルッと震えました。
そしてお腹に、何かがじんわりと広がる感覚に襲われます。

射精された…。
学校で性教育は受けていました。
精子を出されるとどうなるかを知っています。

目の焦点が合わず、鼻水もよだれも垂れ流しにした
知的障害者の中年男がいやらしく笑った気がしました。
この男の赤ちゃんができるなんて…。
私は気が遠くなりそうでした。

私に膣内射精をした後も男はどきませんでした。手も押さえつけられたままです。
ベロベロと私の唇をなめたり、上着をずり上げておっぱいを吸ったり…。
唾液の臭いが強烈で、私は吐きそうになりました。

「おっ、あっ」

男が奇妙な声を上げます。と思うと、また挿入されました。
ズブズブと膣内に分け入られる感触がします。

一度射精して落ち着いたのか、男の動きは前よりゆっくりでした。
それが原因なのか、二度目で愛液が溢れてきたのかはわかりません。
私は感じ始めていました。

我慢しようとしても自然に喘ぎ声が漏れてしまいます。
頬が赤くなって、頭もぼーっとしてきました。
そんな私を老婆が覗き込んできます。

「気持ちいいか？気持ちよくなっとんのか？」

しつこい老婆の問いに、私は頷いた気がします。
老婆はにたりと得意げに笑いました。歯のない口が印象的でした。

「うおっ、おおっ」

また男が奇妙な鳴き声を上げました。
そして再びお腹がじんわりとします。二回目も膣内に出されたのです。

男が私の上からどくと、老婆が私の着衣を適当に直しました。
その作業が終わったら二人は、現れたときとは逆に台所の方に向かっていきました。



知的障害者に強姦されたことを、私は誰にも言えませんでした。
秋が深まっても生理が来ません。
私は、私の予感が正しかったことを知り青ざめました。
それでも父母に相談できませんでした。

私の身体と心の様子がおかしいことに両親が気付いたときは、
すでに堕胎ができない週数でした。
その辺りで我が家に電話がかかってきました。
私をレイプした知的障害者の母からです。

「傷物になったお前を嫁にもらってやる。
　持参金を持ってすぐにうちに来い」

私を襲って赤ちゃんを作り、知的障害者の息子の妻にする。
それがあの母の企みでした。
常軌を逸した身勝手さが私の人生を狂わせたのだと知り、
怒りで頭がクラクラとしました。

しかし私以上に両親が怒っていました。
制裁の詳細は聞けませんでしたが、
もうあの二人と二度と会うことはないと言っています。

それと同時に祖父母が離婚しました。
私は、祖母があの母子の手引きをしたのでは…と思っています。
祖母はどうしてか、私をあまりよく思っていなかったみたいなので。

お腹が大きくなった私は高校受験も卒業式にも参加できず、
息子を産みました。
高校には一年遅れて入学しました。

私の息子は私の弟ということにし、両親が育てています。
息子は今、十二歳です。

私は一人暮らしができず、今も生家から会社に通っているのですが…。
時々、息子があの男に似た目つきで私を見ているのです。