出版社勤務44歳夫を持つ妻です。
私自身は医療関係勤務の42歳です。
先日、私は主人のかつての部下に無理やりされてしまいました。
主人への逆恨みと職を失って自暴自棄になっての犯行でした。
膣に男の物が割り入ってきたときの嫌悪感が忘れられません。
行為は私の体と心を傷つけましたが、それを主人にも誰にも未だ言い出せずにいます。
自宅を訪ねてきた主人直属の部下がその日会社をクビになっていたとは知る由もなく、ドアを開けてしまった私は直後に刃物を突き付けられました。
「おめえの夫が全て悪いんだ、これはリベンジだ!」
男(Y崎とします)が我慢してきた鬱憤の代償を私がカラダで支払うんだと言われました。
今日これから起こる事は全て夫の責任なのだと。
Y崎は以前一度だけ主人と家に来たことがあります。
納入先の近い我が家に仕事を持ち帰ってきたのであり、その日は徹夜で二人で仕事をしていました。
しかもそれはY崎のミスで締切ぎりぎりになっての修正作業で、いわば主人がY崎のしりぬぐいをしてやったのでした。
その時はとにかくY崎の平身低頭ぶりだけが記憶に残っています。
二人の間に発生したストレスが今回の事件の発端であり、私への暴行の原因として
Y崎・主人どちらに非があったのか、話を私の視点から語る限り、ここでの事情説明はフェアではないかもしれません。
でも私には愛する主人に落ち度があったとはどうしても思えません。
主人から聞いたところのY崎ははっきり言って問題社員でした。
仕事はでたらめ、力関係で下の取引先には威を借る何とかで横柄に振る舞い、女子社員へのセクハラもあったようです。上記のように主人がミスの後処理をしてやることもしょっちゅうのようでした。
私に入っている時、Y崎は「お前の夫のようなインテリのボンボンには俺の苦労なんて分からない!」とわめいていました。
「低学歴の貧乏人の遺伝子を注入してやる!」とも言っていました。
はっきりと主人にある種のコンプレックスを感じていたようです。
ですが少なくとも金持ちのボンボンというのはY崎の勝手な思い込みです。
主人が奨学金をもらって苦学していたのを私は知っているからです。
主人は私がいうのも何ですが、物静かで知的で、そして優しい人です。
私たちは某大学で知り合い、恋愛結婚しました。
初体験は学生時代、そしてY崎に奪われたあの日まで私が知っている男性は主人だけでした。
主人とはこの年まで子供をつくりませんでしたが(ある理由から、出来ないのではなく、作らないという選択を私たち夫婦はしました)
夫婦仲は円満で、今も月に数回は性交渉があります。
主人は学生時代から体を合わせた時、挿入した時に「ただいま」といいます。
私の裸、私の性器が自分のこころの故郷だと言ってくれました。
私が「おかえり」と返して行為が始まります。
今、こうして書くと視界がにじんできますが、私たちはそんな夫婦でした。
そんな主人の大切な故郷が今回、踏みにじられてしまいました。
私は自身を守ることが出来ませんでした。
そのことが悔しく、腹立たしく、また主人への申し訳の無さでいっぱいなのです。
危機管理の上策とはそもそも危機を作り出さないこと、つまり敵を作らない、恨みを買わないということが基本であり、最初の一歩なのだそうです。
そういった意味では私たち夫婦はY崎というとんでもない人物を敵に回した時点で、ある種の落ち度があるといわれても仕方ないのでしょうか。
主人の部下がY崎であった、ただそうした回避しようのない不運が私たちの不幸であった、と私は思いたい気もします。
目の前の刃物と主人への恨み節をわめくY崎の剣幕に、私の膝頭は震えだし全身から力が抜けていきます。
Y崎の目は充血して、息は酒臭かったように思います。
後でわかったのですが、Y崎が訪ねてきたのは彼が会社の金を着服し、それがバレて解雇通告を受けたその日でした。
もう自暴自棄のヤケクソになって酒の勢いを借り、我が家に押し掛けたようです。
彼の脳裏に閃いたのは、かつてから恨んでいた上司の妻を犯すことだったのです。
私は身長はかなり小柄な方であり、胸は小さく、スリムな体型だとは思いますが、顔はどこにでもいる地味な作りで、昔から真面目そうだねと人からはよく言われていました。
それともY崎の記憶の一片に残っていた私が、彼にとっては多少とも魅力的であり、かねてから目をつけられていたのでしょうか。
私はドアを背にしたY崎から刃物を突き付けられ、反射的に室内へと逃げ出しましたが、
足がもつれていうことを聞かず、すぐに倒れ込んでしまいました。
上になったY崎が首に押し付けた刃の冷たい感触に血の気が失せました。
「もし大声を上げたり抵抗すれば、わかってるな?」
Y崎も相当緊張していたようで、その手元は震え、声は裏返っていましたが、
私は酒の勢いを借りたこの不慣れな凶行にかえって不安を感じ、
ヤケになったこの男を怒らせたらどういう結果になるかわからないという恐怖を感じました。
ただ、生きたい、また主人や家族に会いたい、そんなことが愕然と想起されました。
それから裸はすぐ。
脱げ、という声を聞いて私は夢遊病者のように緩慢な動作で、震える指で服を脱ぎました。
ブラやショーツをY崎は引き千切ろうとしましたが千切れず、手荒く剥ぎ取られ、
私を守る衣はすべて剥がされました。
挿入した時の顔が見たいという理由で私は仰向けにされ、Y崎が覆いかぶさってきました。
私の両腿の間に腰を入れたY崎はチャックから、肉の凶器をひっぱり出します。
もう起っていました。
白いカスが亀頭の下に筋になって、汚いペニスははじめてでした。
主人のより大きい、そんなことを心のどこかでぼーっと考えて、
改めてY崎に犯されるのか、本当にやられてしまうのかと思いました。
実感がありませんでした。
しかし入りません。
あれ?あれ?Y崎が焦って腰を前後し角度を変えるのですが膣口が渇いているのか、亀頭が入り口から入ってきません。
「畜生!」
Y崎は刃物を隠してきた鞄を勢いよくひっくり返し、その荒っぽい動作に私は叫びそうになりました。
逆さになった鞄からロープやらデジカメやらがこぼれ落ち、ごろんとローションのボトルが落ちてきました。
「手間かけさせんなよ!面倒かけんなよオラあ!」
Y崎がローションをペニスに塗りたくってまた亀頭を私の陰唇に押し付けてきました。
もう逃げられません。
私は思わず「あなた、助けて」と虚空に向けて呼びかけました。
「助けてみろ!いくぞ!」
次の瞬間、Y崎が腰を押し付け、亀頭がズズズーっと膣口を押し割りました。
ローションで冷たく滑る陰茎がひだを押し分ける悪夢の感覚が今も蘇ります。
そのまま奥までY崎の性器が私の性器に入ってしまいました。
「イヤ・・・」
「夫は助けにこなかったな」とY崎は入れながら笑いました。
もうあまりこの後は書きたくありません。
実質は小一時間くらいだったと思いますが、私には永く感じられました。
Y崎も我が家にいるのが気が気じゃなかったのでしょう。
手早く済ませようと必死な様子で、とにかく私に入ってから鬼のように腰を振りっぱなしでした。
でももともと遅漏なのか、アルコールがそうさせているのか中々いかないのです。
恥骨と恥骨をかち合わすような激しいピストンでした。
Y崎のペニスは子宮口に時々届き、膣の奥を打たれてなんとも言えない疼痛が広がります。
でも疼きの中に痺れるような焦るような感覚が混じります。
自分では止められないエスカレーターを登って行くように、あの感覚が高まっていきます。
全身に鳥肌が立ち、腹筋が勝手に痙攣しました。
私は密かに歯を食いしばりました。
Y崎が私の数回の絶頂を察知したか分かりません。
「毎日、イラついてな!毎日、イラついてな!俺の気持ちが分かるか!
頭悪くて悪かったな!低偏差値の貧乏人の元気な赤ちゃん産めよ!」
膣内射精するというおぞましい文句に私はゾッと戦慄しました。
「イヤです。嫌です!」
私はY崎とつながっている間中、今にも騒ぎを聞きつけた主人がドアを蹴破って助けに来るのではないか、
この場を制止しに駆けつけてくれるのではないかといった淡い希望を心のどこかに描いていました。
「イクぞ、イクぞ、おあらあああ!イク!いく!」
それを無視したようにY崎の声がどこか遠く聞こえてきます。
「助けて!」
その瞬間、股間の奥に生温かいものが広がり、体内でペニスがぴくぴくと引きつりました。
子宮口をえぐる亀頭から精液があふれていました。
ごめんなさい、ごめんなさい、私は何度も心の中で主人に詫びていました。
残業した主人が帰宅したのは全てが終わりY崎が引き上げて4、5時間後でした。
トイレのビデで膣を洗い、室内を片付け、破れたショーツを隠し、シャワーを浴び、
私は何事もなかったかのように主人を迎えました。
「おかえり」
Y崎は会社から告発され業務上横領で逮捕されました。
私への暴行はもちろん表沙汰になっていません。
私は主人の手前、産婦人科でアフターピルをもらうのが翌日になってしまいました。
そして今現在、生理がありません。