今年の夏に主人の実家にある倉庫の整理をしたときにビデオデッキと大量のテープが出てきました。
元々、機械を修理したりするのが好きだった主人が暇つぶしにでもと持ち帰って修理したあと、我が家に転がったままになっていましたがある日、パートも休みで退屈していた私は、そのことを思い出しました。
大半はダメになっていて、再生できたテープも映画やドラマでしたが、その中に数本アダルトビデオが混じっていたので、興味本位で見てみようと思い適当に1本選んで再生したところ、体が凍りついてしまいました。
内容は何人の女性がインタビューでレイプされたときの様子を答えて、その後に再現ビデオが流れるというものでしたが、その一編である主婦の方が新聞の拡張員にレイプされたときの体験談を語っていました。
実は、今でも自分だけの秘密にしていますが20年近く前、まだ新婚の頃に家に来た新聞の勧誘員にレイプされた過去があります。
フィクションとはいえレイプ物というだけでも辛かったのですが、私がショックを受けたのにはワケがありました。それは、その女性が体験した内容でした。
男性の女性の背格好、家に押し入るときの手口。抵抗している女性の言葉やされたこと、そして男性が最後に言い残した言葉まで。ただの偶然だとは思いますが、あまりにもあのときの状況に似ていたので、途中で停めることも出来ず、リモコンを握って泣きながら震えているだけでした。
そのまま捨てようかと思いましたが、誰かが拾って見てしまったとき、私の過去を知られてしまうような気がしたので、主人には無断でバラバラにして捨ててしまいました。
いつ作成されたものなのか、どこの会社のものなのかも不明ですが、恐ろしいまでの偶然に今でも震えが止まりません。