先日、叔母の葬儀があり
地元へ主人と車で帰省しました。
今年、初めての台風の為
豪雨の中の葬儀でしたが
無事に終わりました。
ただ台風の影響で高速だけでなく
主要な道路が全て通行止めになり
私達は帰れなくて困ってましたが
従兄弟が抜け道を教えてくれました。
その抜け道が
私の古い過去を思い出させたのです。
今から30年近く前です。
当時の私は19歳
県外の短大生でした。
夏に帰省しガソリンスタンドでの
アルバイトしてました。
またまた、お客で来た高校の友達
裕美に出会い夜に会う約束をしたのです。
待ち合わせのファミレスには
裕美と彼氏の正孝君が来てました。
正孝君も同級生でした。
久しぶりに会い楽しく話しました。
随分と話してると正孝君の会社の先輩
AさんBさんの2人が偶然会いました。
私達と合流した2人も含め
カラオケへと行きました。
そこでアルコールを飲んだ私は
酔った勢いもあり
AさんBさんに誘われ3人で
心霊スポットへとドライブに行ったのが
抜け道の途中にある古びたトンネルでした。
国道から山奥へと進むと街灯も何一つ
灯りがないトンネルがありました。
そこは地元でも有名な心霊スポットだけど
もう深夜なので私達3人以外誰も居ません。
私達は恐恐しながらも
トンネルに入ったりして盛り上がりました。
そのうちジャンケンで負けた人が
独りでトンネルに入るゲームを
始めたのです。
2人目に負けたのが私でした。
私がトンネルへと歩いていると
突然、車のエンジンが掛かる音がしました。
2人は私を置いて逃げたのです。
私は必死で車を追い掛けました。
すぐに車は止まりましたが
ドアはロックされてます。
乗せて欲しいとお願いする私を笑ってるんです。
そしてAさんが一言
(乗せて欲しいのならヤラせろ)
と…
私は自分の耳を疑いました。
聞き直すとBさんも同じ事を
私に告げたのです。
まさかの要求でした。
高校の時の彼と経験があるだけで
豊富ではありません。
拒否しましたが
心霊スポットへ置き去りにされる
恐怖に耐えられなくて
彼らの要求に頷いたのです。
後部席に乗せられ
交代で2人に犯されました。
2人は満足したと思い
帰してくれると思ったけど
Aさんのアパートへ
連れて行かれAさんの友達も
加わり朝まで何名に
犯されたか分からないほどでした。
ぼろぼろにされた私は
家に帰っても親に言えませんでした。
もちろん裕美にも。
何事もなかったように
装ってましたが
小さな街なので
私の事が噂されるようになり
バイト先にまで
私を見に来る人や誘われることも
何度かありました。
噂は広がるばかりで
私は耐えられずに地元を離れました。
古い過去ですが
忘れた訳ではありません。
ただ記憶から薄れてたのは事実です。
でも今回抜け道を通ったことで
過去を思い出し嫌な過去も
年数が過ぎた今では
あの時のような…
恥ずかしいことをされたいと
考えてしまうのです。