3か月前のことです。
私は、個人経営の焼鳥屋さんでバイトをしていました。
去年までのスタッフは、マスターを含めて4人でしたが、今年に入ってから、新たに20代の男性が加わり、5人の体制で切り盛りしていました。
その日は、Kさんというベテランの男性と、新たに入ったJくんのシフトの日だったのですが、Kさんが体調不良となったため、急きょ私が飛び込むことになったのでした。
閉店後、11時頃に暖簾を取り込んだあと、私とJ君は厨房とフロアの片付けと掃除をしていました。マスターが「用事があるから…」と言って午前0時前に、私に店の鍵を預けて帰ったあとは、店内は私とJくんだけになりました。
Jくんは腕に刺青があり、髪形や服装も派手目で、色々良くない噂があったので、正直2人きりの状態は不安でした。
片付けがあらかた終わったので、私は、
「先に着替えますね。」
とJ君に声を掛けて、倉庫兼更衣室になっている部屋の前までゆき、扉を手前に開いたとき、後ろから、
「あのさァ…」
とJ君の声がしました。私が咄嗟に振り向いたとたん、鼻の上あたりに強い衝撃と痛みが走り、私は転がって倒れ、ビールのボンベに背中を打ち付けてしまい、呼吸がうまくできず、言葉も出ない状態になりました。
涙目になりながら、ドアの方を見ると、Jくんが、炭を熾すために使うバーナーを手に私に近付いてくるのが見えました。
J君は、点火したバーナーを私の顔の近くにかざし、
「やらせろよ。顔に一生消えねー傷作りたくねーだろ。」
と言いました。
私の髪が焦げたにおいと、口のなかの鉄っぽいにおいを感じながら、無表情なJくんの貌をみたとき、「もうだめかもしれない…」と感じました。
彼は静かな声で
「自分で脱げよ。」
と指示し、私はただ泣きながら、ジーンズを脱ぎました。
私は、お店のTシャツとショーツだけの恰好になり、彼を見ました。
Jくんは、私の髪を掴み、数回乱暴に振り回し、
「やれる恰好になれって!」
と怒鳴り、私はうつぶせに床に押し付けられました。
彼は私の太ももを蹴り、腰を高く上げさせると、鶏の皮でも剥き取るように力任せにショーツを引き下ろしました。
私の嗚咽、彼の荒い息だけがしばらく聞こえていました。
Jくんは、私のあそこに指を根元まで入れ、手首を捻りながら出し入れを始めました。
やすりであそこを削られるような痛みに耐えていると、やがて、「じゅっ…じゅっ…」と音がし始めました。
「何だ、気持ちいいのか?」
Jくんが私の耳元で囁き、私はただただ情けなく、とても悔しい気持ちになりました。
やがて、私がすっかり潤っていることが分かると、Jくんは、私の口を開かせ、おちんちんを捻じ込んできました。
私は、舌も何も使う余裕もありませんでしたが、彼は私の髪を掴みながらただやみくもに腰を振っていました。
しばらくして、Jくんはおちんちんを抜くと、代わりに未使用のおしぼりを2本、私の口に捻じ込みました。
口の中に熱気が満ち、血の匂いが再び鼻をつきました。
Jくんのズボンのジッパーを下げる音がし、
私の中には諦めとともに、親に対して申し訳ないという気持ちが湧いてきました。
彼はおちんちんを、膣にあてがい、一気に私の中に入ってきました。
悲しくて悔しくて、涙が溢れて止まりません。
おしぼりを噛みしめながら、あたしは小さく呻いていました。
心は、こんなにも傷ついて、どうしようもないほど悔しく、憎いのに、
なぜか、結合部からは湿った音がやみません。
それどころか、快感の波が、ときに大きく打ち寄せ、腰から下が溶けてしまいそうな感じに襲われます。
私は、ただ、悪夢のような時間が過ぎ去るのを待ちました。
Jくんは激しく腰を振り、私のお尻に自分の下腹部を叩きつけていましたが、やがて小さく、
「うっ…」
と声を出すと、私の中から出ていきました。
彼は何も言わず、自分だけ着衣を整えると、部屋の奥にあった自分のかばんを掴んで、部屋を出ていきました。
彼が中出ししたのかは正直分かりませんでしたが、Tシャツとショーツには、彼の精液が点々と付いていました。
その日からしばらく私は、バイトに行くことができませんでしたが、今では復帰して頑張れています。
Jくんは私が彼にレイプされた後、お店のスタッフやお客さんともめ事を起こし、辞めていったようです。
私がレイプされた部屋は、変わらず倉庫兼更衣室に使われていますが、ひとりでこの部屋にいると、言いようのない不安に襲われることがあります。
でもその一方で、下腹部がくすぐったいような、痺れるような感覚になることもあって、決まってその後は、下着が濡れているのです。
あの一件後、私は自分が自分でないような、
今そのときのことが現実なのか夢なのかさえ分からなくなることがあるのです。