私は高校野球が大嫌いです。
2年前の今頃のことです。
小6だった私は、夏休みの水泳講習で学校に通っていました。
あの日、私はクロールで100メートルを泳ぎきり、進級しました。
それが嬉しくて、夕方まで更衣室で皆とはしゃいでいました。
指導の先生に早く帰れと怒られ、私達は逃げ出すように学校を出ました。
帰り道、私は一人でした。
途中に大きなスポーツ施設があり、そこのグラウンドを横切って近道しました。
うちはけっこう田舎で、このスポーツ施設では、この時期はいろいろなスポーツの合宿が行われています。
もうグラウンドには人気はありませんでしたが、高校生ぽい人が3人だけで、キャッチボールをしてました。
ボールがそれて私の足元に転がってきました。
私はそれを拾って、追いかけてきた一人に投げてあげました。
私は時速130キロ程度のフォーシームで返球したので、彼はナイスキャッチできず、球は彼のお腹に直撃しました。
ウゲッ…、と彼は倒れました。
おい大成仏か?と他の二人も心配して駆け寄って来ました。
私は驚いて立ちすくんでいました。
「お、君、中学生?…すんげえ球投げっとね」
倒れた彼が何とか起き上がって聞いて来ました。
「いえ、まだ小学6年生です」
私は当時既に156センチあり、やや大きい体格で、乳房も大きくはないですが膨らみはじめていたので、よく中学生に間違えられました。
「へえ、そなんだ…先輩、どうすっと?」
彼は他の二人にお伺いをたてました。
彼らは周りをきょろきょろと見ました。
「ガギすぎるけんど…」
「うまそな身体しとるし…」
「誰も見ておらんき…」
「やっちゃおか…」
にやりとしながら男達が近づいてきました。
私は、はっとしました。男達の狙いが分かったから。私のこの身体。
私は脱兎の勢いで逃げ出しましたが、流石にベーランで鍛えた彼ら、直ぐに捕まって、体育館裏の茂みに押し倒されました。
あとのことは思い出したくありません…
私は泣きながら必死に抵抗しましたが、3人もの男にかなうはずもありません。
私は押さえつけられ、かわるがわる彼らに揉みくちゃに乱暴されました。
何度も何度も。
しかも撮影までされて…
もちろん私はそれまで性の経験なんてありませんでした。
怖くて、痛くて、悔しくて、恥かしくて、でも性の刺激が強くて…
私は初めは号泣するだけでしたが、最後のほうでは喘いでしまっていました。
全てが終わり、真っ裸の私は全身汚い液体にまみれていました。
「小坊のくせになかなか感度ええな、お前。中出しだけは勘弁してやったけ、誰にも言うたらあかんとね。もしちくったら画像ばらまくと」
男の一人はそう言って、最後に私のお尻を蹴り上げました。
私は初体験は余りに惨めなものでした。
それ以来、私は高校野球が大嫌いになりました。
特に九州地区の代表校。
なのでテレビに九州勢が出てくると、その相手チームの応援に力が入ります。
そして何故か、あの悲惨なシーンを思い出しながら自慰してしまう自分の性欲に自己嫌悪です。
でも、私は、あんなことなんかには絶対負けない。
間もなく始まります、全国大会。