レイプ体験談

12年前の2003年のことです。12月20日、クリスマスが迫ってきた日のことです。
N県の国立大学に通っていた私は当時大学二年の二十歳でした。彼氏は十九歳で、ひとつ年下です。彼は高校卒業後、既に就職していました。
私達は、クリスマスイブやクリスマス当日にはアルバイトや仕事のため会えないので、20日に会うことにしたのです。
場所はN県の繁華街のイルミネーションを見て回ったり、ショッピングを楽しんだり、プレゼントを交換して過ごしました。
最後に、繁華街から離れた古びた公園で二人の時間を過ごしました。街灯も殆どないとこほのためか私達しかいませんでした。
恥ずかしい話になるのですが、この事が後の事件に繋がり、自業自得と周りから言われたことです。私達がわざわざ人気のないところに行ったのは身体を重ねるためでした。
冬場で外は寒いのですが、その公園の側には使われていない小屋もあり、そこは意外と寒さを凌げる場所だったのです。
そこで行為を終えた後、時計を見たら23時54分で、もうすぐ日付が変わろうとしていました。
私は彼に断りを入れて、脱いでいた上半身のブラウスとセーター、コートを着て、下着とパンストを上げて公園のトイレに向かいました。
彼と身体を重ねた嬉しさと事後の高揚感で、トイレの個室でこれからのことを幸せそうに考えていたのを思い出します。
そんな風な、考え事をしていたので少し遅くなった私が小屋の前まで行くと、見知らぬ車が一台とバイクが一台止まっていました。
中から怒鳴り声が聞こえた私は慌てて中に駆け込みました。中に入ると、彼氏が床にうずくまっていて、気絶しているようでした。その前には木刀や鉄パイプをもった男が三人が立っていました。女二人もいて煙草を吸いながらその光景を眺めています。
彼らは、私に気づくと、私の方へも向かってきました。木刀や鉄パイプで何度か殴られ、私も彼氏と同様に床に倒れました。
十数分、そんな暴行が続きました。どうやら、小屋は彼らの縄張りだったらしく、私がトイレでもたもたしている間に戻ってきたらしいです。そこに部外者の彼氏がおり、恥ずかしいことなのですが、行為の痕跡もあったことで彼らが激昂したのです。
「このビッチ、犯しちゃえば？」
今でも忘れられないひとことです。女の内、ひとりがそう言いました。
私は確かに、外で不純な行為をしました。ですが、彼氏以外との経験もなかったですし、その日の行為はまだ二度目でした。
女の言葉を皮切りに、男三人に私は服を脱がされ、代わる代わる犯されました。
彼氏はずっと避妊具を着けてくれていたので、はじめて精液が私の中には入ってきました。
彼らは一度の射精では終わらず、何度も犯してきました。口や肛門も犯され、私は側にいる彼氏の顔を見ることができませんでした。
男三人が流石に疲れ、休憩と言い、私から離れると、今度は女二人が私の側に来ました。
彼氏以外の男と身体を重ねた事を冷やかしながら、煙草やライターの火を押しつけられ、陰毛を少し焼かれました。
それがまた十数分続いた後、また男達に犯されました。
ようやく終わったのはもう午前6時を少し過ぎた頃です。お腹が妙にゴロゴロして、気持ち悪かったです。
しかし、地獄はまだ終わりませんでした。口止めとして、私と彼氏は車に乗せられ、男のひとりが住む家に連れ込まれました。私はそこでも犯され、写真も撮られました。
さらに、陰毛も剃られてしまいました。自慰も強要され、それも撮られました。
その日の午後に、ようやく私達は解放されました。ずっと縛られていた彼氏は何度も私に謝り、警察に行こうと言いました。でも、私は写真が証拠として提出されるのも、恥ずかしい陰部を見せるかもしれないと思うと辛くて泣く泣く黙っていようと彼氏に言いました。
それが甘い考えだったのは直ぐにわかりました。数日後、私が住むアパートに、男のうちひとりから電話がかかってきたのです。私を犯している時、所持品から確かめついたようです。
「写真をばらまかれたくなければ、やらせろ」
翌日、彼氏には黙ったまま、私はラブホで男と過ごしました。その日から、他の男とも身体の関係が始まり、売春婦すらも強要され、そのお金を彼らに渡しました。
はじめて犯されてから、一年後、私は妊娠してしまいました。
そこでようやく私は彼氏に打ち明け、警察に行きました。
男や女は逮捕されたのですが、彼らは未成年でした。
それに、私にも否があるという裁判にもなり、男二人と女二人は既に出所するほど刑が軽くなりました。
彼氏とはもう別れ、今は地元の工場でひっそりと働いています。


N県の、その地域では当時それなりな話題になったので詳しくあげるのは避けます。