かつて私はあるボードゲームの女流プロでした。
二十歳のとき男性のプロを目指す若手数名の合宿に誘われました。
自分より実力のある方々と稽古できることは嬉しく、喜んで参加しました。
最終日、打ち上げの宴会となりました。
悪酔いした男性達が私のことを詰り始めました。
「お前ら女流は、弱いくせに女というだけでチヤホヤされやがって」
私は不愉快になり自室へ引き上げました。
ところが、ドアを閉めようとした瞬間、彼らがどっと押し寄せてきたのです。
「何するの、やめて!」
私は叫びましたが、もう手遅れです。
彼らは私をベッドに押し倒し、いっせいに襲ってきました。
私は必死に抵抗しましたが、敵うはずもありません。
彼らは野獣そのままでした。
私は全員から様々な格好で激しく陵辱され、何度も何度も中に発射されました。
私は泣き喚くことしかできませんでした。
私はこのときまで処女でした。
余りにも惨めです。
こうして最期の方では全身が痙攣し、放心状態になり、深夜にようやく解放されました。
その後私は、プロ団体の偉い方々に告発しようかとも思いましたが、恥ずかしく、できませんでした。
泣き寝入りです。
すると彼らは、あの時のことを、いいように捏造して吹聴したのです。
「自分から乱交を誘ってきたとんでもない女だ」
「パイパンで腋臭だった」
「締まりや濡れっぷりは最高だった」
「ヒイヒイ言いながら自分から腰を振って何回もいきまくっていた」
「あそこからの噴射が1メートルも飛んだ」
等々…。
いい加減な噂に尾ひれがつき、私は色々な人から後ろ指を指されるようになりました。
私はいたたまれなくなり、この世界から引退することを決意しました。
あんな男たちがいる世界に、全く未練はありません。
その後私は、別の白黒的ボードゲームの男性プロと知り合いになりました。
彼は紳士です。
私が、あのことを告白しても、忘れなさい、と言って私を抱きしめてくれました。
彼と共に、現在はそちらの世界のお仕事を陰でお手伝いしています。
今はとても幸せです。