いつも集まって亭主の話や子供の話、将来や老後☹の話なんかをする仲の良い
二人の友人がいます。その二人は、大学時代からの友人で、もう20年近い友
人です。この時期になると、そっと三人で思い出す、苦い嫌な思い出がありま
す。それぞれの亭主や家族は絶対知らない、知られてはいけない秘密です。
もう約20年前、私と麻実(仮名)、智子(仮名)の3人は北海道旅行へ行きまし
た。大学3年の冬休みを利用してスキーとグルメの旅行でした。
ニセコやヒラフでスキーを楽しみ、最後に札幌ステイでした。札幌滞在の夜、
出向いたラーメン屋さんで、一人の男性と知り合いになりました。
同じ出身地(名古屋)で、仕事で札幌に来ている。もし良かったら、札幌の夜を
案内するよ・・・そんな感じで同行することになったのです。
いつもこんなナンパ風に付いて行くことはありえないのに、こちらが3人であ
ったこと、旅先で気が緩んでいたこと・・・いろんな原因があるのですが
この軽はずみな行動が、私達3人を悲劇に導いたのでした。
ラーメンを食べた後、札幌ビール園というところでジンギスカンをごちそうに
なり、札幌に戻って居酒屋で飲みました。おいしいグルメと寒くて情緒たっぷ
りの札幌の夜景で、私たちはすっかり男に気を許していました。
まだ飲み足りないという事で、ホテルに戻って飲もうという事になりました。
男に気を許していたので、なんの躊躇も無かったのです。男はコンビニでチュ
ーハイとおつまみをたくさん買って来てくれて、部屋で話は盛り上がってゆき
ました。男が今まで旅した場所の話、武勇伝・・・私は聞いているうちに
お酒も回ったのか、眠くなっていきました・・・・
誰かが叫ぶような声と身体を揺らす振動で、なんとなく目を覚ましたのは
どれだけ時間が経った後なのか、想像もつきませんでした。なんとなく
覚めた目に写ったのは、バスタオルで下半身を隠しながらも、豊満なバストを
さらしたまま、ブラをずらして着けている智子の変な姿でした。
「何??どうしたの?・・・・」声になりませんでしたが、自分の姿を確認し
た瞬間、目が思いっきり覚めると同時に事の重大さに気が付きました。
私は、ベッドで大の字に横たわっていたのですが、上半身はセーターを着た状
態、下半身は。。。着けていたジーンズとパンティーとガードルを脱がされ、
生理中だったため、シーツにおびただしい血痕が付いていました。一瞬、ケガ
を・・・と思ったのですが、床に引き抜かれた私のタンポンが落ちていたの
で、経血だと解りました。泣き叫ぶような智子の声で我に帰って、麻実を見る
と。。。麻実は全裸で、破ったシーツで作った紐で、ベッドに大の字に縛りつ
けられていました。枕の傍らには、麻実が着けていたであろう白いパンティー
とビール瓶が置いてありました。二人で必死で声を掛けても、目を覚ましませ
ん。私達は自分の姿もほっておいて、必死で声を掛けました。もしもの事があ
ったらどうしよう・・・・泣きながらフロントに電話をしたのでした。
それから数時間後、私達3人は札幌の警察病院にいました。結局、麻実は病院
に運び込めれた後、目を覚まし命に別条はありませんでした。
智子はやはりレイプされていて、膣から精液も採取されました。胸から唾液も
採取されました。いちるの望みはありましたが、やはり私もレイプ痕があり、
体液は認められませんでしたが、膣に裂傷を負っていました。
麻実は最悪で、私と智子はセックスの経験があったのですが、麻実は処女だっ
たので、とても重い裂傷を膣に負いひどいダメージでした。膣内や腹部、胸部
に大量の精液が認められ、何度も何度もレイプされているようでした。セック
スはされてなかたのですが、肛門にもひどい裂傷を負っていました。後でわか
ったのですが、傍らに置いてあったビール瓶に麻実の糞便と膣液、男の指紋が
残っていたので、麻実は眠ったままビール瓶でもてあそばれたようでした。麻
実は3人の中で、いちばん小柄で可愛い感じだったので、犯人もいっそう執着
したようでした。
私達は、お金や腕時計、下着などを盗られていました。麻実は、お金どころ
か、荷物全部が無くなっていて、犯人の執着ぶりがうかがえました。家族が名
古屋から飛んで来て一緒に帰りましたが、飛行機の中で一言もしゃべらなかっ
たのを覚えています。忘れてしまいたい記憶なのですが、不幸中の幸いに思う
のは、レイプされてる記憶自体が無いのと、警察官の方が「こんなとんでもな
い札幌の思い出になってしまい、本当にすまない。。北海道を嫌いにならない
でください」と深々と頭を下げてくれたことでした。
あれから20年ちかく経ちますが、あれだけ残留証拠がありながら犯人は捕ま
っていません。3人の女子大生を凌辱したあの男は、今も野放しです。