レイプ被害に遭われた事の有るみなさん、どのようにして立ち直られたのでしょうか。
今でも、鮮明に蘇ってきます。
部活に熱中していた中学二年生の時でした。
秋も深まり始め、日が暮れるのも早くなり、部活が終わった時には、もう外は暗くなっていました。
自転車通学をしていた私は、自転車置場に行き、スクバをカゴに入れペダルを漕ぎ始めたら、ガタガタ、と振動が伝わりました。
見たら後のタイヤの空気が抜けてて、パンクしていました。
部活で疲れた私は、親に電話をして軽トラで迎えに来てもらうつもりで、友達には先に帰ってもらいました。
学校に戻り、公衆電話て家に掛けると留守電になってしまいます。
もしかしたらまだ山から帰ってないのかな、と思い、少しして掛けなおしても駄目でした。
時間も、もう6時を過ぎていました。
仕方なく、気を取り直して自転車は置いて歩いて帰る事にしました。
暫くは住宅もあり、街灯も明るくて歩きやすかった。
10分も歩くと住宅は疎らになり、街灯の数も少なくなり、たまに通る自動車のライトが道を照らしてくれました。
まわりは、たんぼが広がり、見通しは良くて、まだ車も通る道でした。
私の家は、兼業の果樹農家で、家も町から離れた集落にあって、自動車も集落の人の自動車が通る位の道路でした。
通りの道路から脇道を歩き始めてすぐに、見掛けない軽自動車が私の横を通り過ぎました。
気にする事無く歩いていたら、また先の車がUターンして戻って来て、通り過ぎて行きました。
道を間違えたのかな、と思いながら歩いていたら、また先の車が、今度は徐行しながら通り過ぎました。
変なの、と思いながらも杉林がはじまり、月の明かりも遮られ、何とか道路の端の白いラインの上を俯きながら歩いていました。
気付くと、反対から人が歩いて来るのが分かったけど、暗過ぎて誰だか分からないが、多分、集落の人だと思い直前で「こんばんわ」と声を掛け、顔を見たら若い男の人で集落の人ではありませんでした。
向こうの人は、知らない人なので返事は返してくれなくて、通り過ぎたと思った瞬間、後から首に腕をまわされて脇腹を何度も殴られ、余りの痛さに体から力が抜けてしまいました。
ズルズルと細い脇道に引きずられながら、何とか脚をばたつかせると、バランスを崩し、相手が転んだ瞬間、落ちたバックを拾い上げ逃げ様としたら、顔面を殴られ意識が遠退きました。
気が付いた時には、下腹部に痛みを感じ、すれ違った男が私の上に重なり、動く度に突き上げる様な痛みが体に走り、レイプされた。
どうして、どうして私がと。
チクショ、ふざけるな、バカヤロー、と叫んでも、口を押さえられてるので声は小さく、誰かが車で通っても気付いてくれるはずも有りませんでしたが、その時の私は必死に男から逃れようと、脚をばたつかせたりしはじたら、ボコッ、と顔を殴られ、脇腹も沢山殴られ「殺すぞ」と凄まれた恐怖感と何度も殴られ、力も完全に抜けた私を、男は体操着を捲り上げると、力任せに胸を揉んだり、乳首を口にくわえたりしてた。
「クゥー」と唸るとすぐに私の体から離れ、走って逃げて行きました。
悔しくて、涙が自然に流れ出し、無理矢理入れられた所も痛かった。
手で触ると、男の出した液でヌルヌルしてて、気持ち悪く部活で使ったタオルで拭くと、ピンク色のタオルに赤い染みが付いてた。
下半身は裸で、辺りを探してもショーツが見当たらない。
股からは、拭いても、拭いても中から血と男の精液が出て来てた。
スクバの中のポーチから生理様のナプキンをだして、体操着に付けて帰りました。
誰にも知られたく無くて、そっと玄関の戸を開けて、自分の部屋に入りました。
ショーツを履き、新しいナプキンに取り返し部屋着に着替えると、私が帰って来たのが分かったのか、母親が呼んでいました。
一番後にお風呂に入ったら、お尻は擦り傷がいっぱいあって、胸には赤い染みが幾つも残ってて、怒りと、悔しさが沸き上がってきて、痛いのを我慢して指を入れ、シャワーで洗い流しても、中から出て来て様な錯覚で何度も、何度も洗いました。