もう十年近く前に三人の男に強姦され、隷従させられた呪縛から、未だに逃れられません。
男達からは解放されましたが、私の身体と心に消えずに残っています。
私が短大の時、サークルで遅くなった帰りの夜道で襲われました。
男達は私を輪姦しただけでなく、私に徹底した隷従を強要しました。
ラジカセから流れる聞いた事のなかった音楽と、男達が身につけていた独特なコロンの匂いの中で、私は何度も何度も凌辱されながら隷従を誓わされ、奴隷的な奉仕を強要されました。
男達からの凌辱は、半年以上続きました。
週に一回は、誰かしらに、或いは三人から凌辱され続けました。
その度に、あの曲が流され、コロンの匂いを嗅がされ、いつしか洗脳されていったように、曲と匂いを感じただけで、私は一切の意志と気力と抵抗力を失い、されるがままの人形になりました。
ある時、電車に乗ってる時に背後から、あのコロンの匂いがしました。
そして私の身体をまさぐる手。
私は一切の抵抗をせず、されるがままに弄ばれました。
電車を降りる際に、
「大分、素直になったじゃないか。」
と言って、あの男達の一人が私から離れて行きました。
男達とは、父の仕事の関係で引っ越した為に解放されましたが、私は未だに、あの曲と匂いに縛られてます。
何年も気付いていませんでした。
結婚もして、過ぎ去った過去の事として忘れようとしていた私は、ある日電車の中で、あのコロンの匂いを感じました。
お尻を触られ、拒絶しようとした瞬間でした。
私は身体から力が抜けました。
あの男達じゃないかもしれない。
そう思っても身体が言うことを聞きません。
抵抗をしない私に、痴漢は更に大胆に私の身体をまさぐり続けました。
途中で、あの男達ではないと確認出来たのに、私は抵抗出来ませんでした。
あの男達じゃないのに、なぜ身体が言う事を聞かないのか。
私は、その時初めて、男達から洗脳されていて、未だに抜けていないのを知りました。
そして困った事に、昔の呪縛は消えてないのに、曲と匂いの記憶が曖昧になっている為、似たような曲、同じようなコロンの匂いでも、呪縛を感じてしまうのです。
その後、何度もあのコロンに似た匂いを感じて痴漢にされるがままに弄ばれてしまいました。
今はまだ痴漢に身体を弄ばれるだけで済んでいますが、いつ凌辱までされるか分からない不安に押し潰されそうになってます。