34歳の主婦です。
主人が昨年の4月から単身赴任となり、子供も居ないため悠々自適な
ひとりの生活を楽しんでいたのですが、日々の友人との外食で少し
体重が気になりだした私は、夜のジョギングを始めました。
いつも夜の11時くらいから近所の大きな公園を走っていたんですが、
その日は、いつもの公園に入る入り口に大きな黒のワンボックスカーが
止まっていました。
あまり気にも留めずそのまま走っていって、ぐるっと2周ほどして
同じ入り口から出ようとすると、ワンボックスの窓が開いて、
中から20歳くらいの男の子が顔を出したんです。
すいませーん、●●ってどこら辺ですか?ってたずねてきたので、
私が少し近づいたら、急にワンボックスの後ろのドアが開いて、
二人の男に引きずり込まれました。
私はわけもわからず、必死で抵抗しました。
でもかなわず、やがて押さえつけられると、男は私の顔にナイフを
突きつけて、朝には返してやるからおとなしくしろって言いました。
私はそのときまだ状況が良くわかっていなく、ただ恐ろしくて
うなずくしかできませんでした。
そのまま車は進み、しばらく走りました。
窓ガラスが真っ黒でどこを走っているかぜんぜん解らなかったのですが
止まって降ろされると、山林の中の別荘のようなところでした。
私はナイフを突きつけられたまま、その建物に連れられ
地下に降りる階段を下りていきました。
そこには、大きなベットが1つあり周りには照明器具がたくさんありました。
私はそのベットに放り投げられると、男たちはなぜか5人に増えていて、
その中の一人が、ようこそって言って笑いました。
私は、助けてください、殺さないでくださいって何度も何度も言いました。
男たちは、俺たちは殺すような馬鹿なことはしないけど、
あんたが怪我をしないで無事に帰れるかどうかは、あんたしだいだと
言いました。
私はうなずくしかありませんでした。
つづく・・・・・