レイプ
私は今まで四回経験した。最初は高2の春、相手は母が再婚した男(つまり義父)で私の初めての男になった。
夜間勤務で母が留守の深夜、気が付いた時にはベットに潜り込まれノーブラで寝てた胸を吸われパンティも脱がされかけてた。
必死に抵抗したが『嫌ならお前達親子を捨てて出て行く』と言われ、私は構わないが母が歎き悲しむと思い我慢した。義父は味を占め母が夜勤の度に私を求めたが、それでも足りず日曜出勤する(母は看護士)日にはHホテルに連れ出され夕方迄玩具にされた。
二回目の相手は中学の同級生で、中学の時から物凄いヤンキーで
高校になってからは市内の高校生で彼の名前を知らない人はいないと言われる程だった。
中3の時に告られたが、彼の周りにはヤンキー女がウジャウジャいたし遊ばれるだけだと思い丁重にお断りした。
その彼に義父とホテルから出た所を目撃された。
中学を出て働いてる一人暮らしの女友達に呼び出され、行ってみると、部屋には彼しかいなくて
ホテルの一件を問い質されたが何も言えずにいると、いきなり押し倒された。この時も必死に抵抗したが『かあちゃん、知っとるんか?』の一言で抵抗の術を奪われた。
後は彼の欲望が収まるのをひたすら待った。
それからは、義父と彼の二人相手に週5~6回セックスしてた。
彼は『あんな親父の相手はやめろ』と会う度言った。私も五十過ぎのジジイに身体中を舐め回されるのが、堪らなく嫌になってたので、こうなった経緯を思い切って彼に話した。
数日後、仕事帰りの義父を彼と彼の仲間が襲った。
それは物凄く壮絶なリンチだったらしい。
義父は左眼と鼻を潰され、手の指を三本切り落とされ肋骨が数本折られ、アソコはハンマーか何かでめちゃくちゃに潰され、右足の膝小僧はお尻の方を向いてたらしい。
当然母は激怒し彼は逮捕された。
病院で義父を見た私は暴力の世界に怯えた。身体の震えが止まらない程怯えた。
彼は義父を襲った動機について何も言わなかったのか、警察が私の所に来る事は無かった。
私は高校を卒業した日に逃げる様に東京に出た。
東京に出ては来たがアパートを借りるにも保証人がいるって事も知らなかった私は途方に暮れた。
情報誌片手に寮完備の職場を探した。
でも、家出同然で保証人無しの私には働き口どころか住む場所さえ確保出来なかった。
最終的に面接に行ったのは、即日入居可能な寮を完備した風俗店だった。
店長の面接を受け、経験の有無を聞かれ、全く無しと答えると
『寮には即入居出来るから、そこ行って講習やろう』って事になった。
寮のシャワーやベットを使って一通り接客マナーを習い、店長からは『君なら、一生懸命頑張れば月百から百三十は稼げるよ』って言われた。
それから荷物を整理しシャワーを浴びベットに入ったのは深夜2時頃。
突然チャイムが鳴り出るとさっきの店長。
ドア越しに用件を尋ねると、明日からのローテーションを決めたいとの事。
何の躊躇いも無くドアを開け部屋に入ったとたん、ベットに押し倒されてしまった。一応抵抗はしたものの即日採用で即日入居もさせてくれた店長に恩義を感じてたので、過去二回よりも抵抗の力は弱かった。
店長は朝迄三回もしていった。
『仕事、今夜からでいいね!フリーは優先して君に回すから』って帰って行った。
仕事は順調だった。本当に優遇してくれたらしく、空き時間が殆ど取れない程、毎日毎日忙しかった。店長の言った通り月収が百三十万平均、百八十万って月もあった。その間ずっと寮に住み続けたが、週一ペースで店長に身体を与えてたので、寮費も光熱費も店持ちだった。
一年半で貯金が二千万円を超えた。
他所へ移った同業の娘から本ヘル移籍を奨められた。半分の労力で今と同収入らしい。彼女の紹介で店も寮も替わった。元店長には変わらず週一でセックスの相手をするということで納得させた。
新しい店も順調だった。彼女の言った通りだった。週四日の出勤で三十~三十五万は稼げた。風俗歴六年目には預金額が八千万円を突破した
私の短くはない風俗勤務の間にNGを出した客は一人だけだった。その男は生理的に駄目だった。物凄く太ってて、口臭がナマゴミみたいで、いつもゼイゼイ肩で息してて、髪が薄いのに無造作に伸ばしてるからゴツゴツの岩に大小様々なワカメがくっついてるって感じで、頭はハゲ散らかす直前のくせに体毛は気持ち悪い程生えてて、笑うと目が皮膚の中に沈没して!
一度入って懲り懲り、二度と御免だと店長以下全員に徹底して貰ってた。
だけどその男、毎週末にやってきて私を指名する。締め切りだの、体調不良の為休みだの、色々な理由で断り続けスタッフ全員が電話での声を覚えてしまった程。NG出しして三ヶ月位したころ、同僚と飲み会の帰りマンション近くの路上で私は何かを嗅がされ意識が遠退いた。
そこは真っ暗な倉庫のような場所だった。気が付いた時、私はほぼ全裸に近い状態だった。私の上には男被さり獣の様に腰を動かしていた。すぐにあのNG男だと分かった。あの独特なキツイタマゴが腐ったみたいな臭い間違いない。
何だか怒りを込めて突いてくる。殺される!そう思った。何とかしなければ殺されてしまうと本気でそう感じた。
殺されたら私が貯めたあのお金は母と義父の物になっちゃうの?無理矢理私の処女を奪ったあの男と、事件の時犯人が私の同級生って事だけで、狂った様に私を罵ったあの女にいっちゃうの?そんなの絶対許せない、ここは何としても生き延びねば!
まずNG男を何とかするため、私は大胆に演技した。甘ったるい声を出来るだけ色っぽく悶えてみせて、相手に合わせて腰を使った。ものの一分もNG男は持たなかった。
NGはいった後も私の胸をまさぐりながら耳や首筋を舐め回してる。
私はNGの頭を撫でながら『佐伯さんでしょ?どうしちゃったの?貴方がこんな事するなんて。又必ず指名するって言ってくれたから楽しみに待ってたのに、あれから全然来てくれないし…と思ったらいきなりこんな事なさるなんて、私悲しくなっちゃう』
『お前が俺をNGにするからだ!』
『NGなんか出してない。必ず指名するって言ってくれたから、今日来るか明日来るかって本当に楽しみにしてたんだから』
『じゃあ、やっぱりあの店長か!俺を出入り禁止にしたのは!』
『解んない。でも言っておくわ、今後は貴方の指名を優先するように』
『…』
『だって貴方とのセックスって最高なんだもの!さっきだって、あんな状況なのに私狂った様にいっちゃった!すぐに相手が佐伯さんだと分かったわ』と甘ったるい声で甘えてみた。NGが部屋の電気を付けた。そこは奴が経営してるスーパーの倉庫だと言ってた。それから奴の部屋へ連れ込まれ朝迄二回中出しされたが、今日のお詫びとギャラだと言って私のバックに三十万円押し込んでマンション迄送って来た。私は自室でシャワーを浴び、すぐに店のオーナーに電話。一部始終を報告し、対応をオーナーに一任した。オーナーは所謂ヤクザである。
その後NGがどうなったか私は知らない。ただ私の口座に慰謝料として、一千万が突然振り込まれた。私で一千万ならオーナーはNGからいくら引っ張ったんだろう。その年の暮れNGのスーパーがあった場所は更地になってた。