このまま意識を失ってさえいれば何もなかったことにできるような気がしたからで
す。そんな私の気持ちを知ってか知らずか男達は容赦なく私の体をもて遊び続けま
した。
乳首をつまみ上げられたりクリトリスを強く噛まれたり……。男はベトついたペニ
スらしきものを私の堅く閉じた唇の間に押し込んでこようとします。足元ではもう
一人の男が私の中に指を強引にねじ込んできて内の粘膜をまさぐっています。
男達は気味が悪いくらいにただ黙々とイヤラしい行為を続けました。狭い部屋には
クチャクチャとクリトリスを吸い上げる音やパチンパチンとペニスが頬を打つ音だ
けが響いていて、それらの音をかき消すようにエアコンがゴーゴーと大きくうなっ
ていました。
なんでもいいから早く終わってほしい。何度もそう願いながら私はいっそう強く目
を閉じて歯をくいしばりました。
突然私は横向きにされ男達の行為から開放されました。やっと終わったんだ。心の
中でそうつぶやいたすぐ後に私は悲鳴をあげていました。おしりの穴に今まで感じ
たことのない痛みと違和感を感じたからです。
私は思わず目を開けて眼前に立っていた体格のいい男に「痛い、お願いだからやめ
てください」と哀願しました。
それまで無表情だった男の顔が突然さきほど私をこの部屋に案内してくれた時のよ
うに愛想よくほころびました。「大丈夫、大丈夫。すぐによくなるよ」そう行って
男は呆然としている私の口に赤黒いペニスを押し込んできました。
男の陰毛から漂ってくる汗と脂のまじった悪臭と口の中で脈打っているペニスにむ
せながら、私は自分の体内に何かが注入されたのを感じました。
「ほら、漏らされる前に早く洗面器持ってこいよ」男のその言葉で自分が浣腸を打
たれたのだということがわかりました。下腹部が急にゴロゴロいいはじめ激しい便
意に襲われて私は小さくあえぎ声をあげてしまいました。
「いいぞ、いいぞ」男達は低くつぶやきイヤラしく笑いました。