書店の小説コーナーの隅っこの方に置いてある、官能小説。
黒の背表紙に特徴的なフォントで書かれた本が、ズラッと並んでいるのを見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
表紙には、写実的な女性の絵が書かれています。
紙の本の場合は文庫や新書で販売されていますが、スポーツ紙や週刊誌に連載されているものもあります。
これらは主に男性向けなので、男性目線で話が展開されることが多いです。
今は、インターネットや電子書籍でも官能小説を読むことが出来るようになりました。
女性目線で書かれた女性向けの官能小説も多く登場し、人気を博しています。
男女別、官能小説を読む人の割合
ナンネットIDの皆様にアンケートを取ったところ、女性の方が官能小説を読む割合が多いことが分かりました。
官能小説は、セックスに至るまでの心理的な部分などを綿密に描いていて、女性が楽しめるコンテンツです。
今はスマホで読めるようになったこともあって、女性読者が増えています。
電子書籍版の官能小説は勢いがあって、ティーンズラブなど女性が好む作品も多く出ています。
マニアックな作品も多い…官能小説の特徴は?
タイトルでどんな作品か分かる
官能小説は、書店で手に取ってじっくり内容を吟味するのが難しいものでした。
そういったこともあって、「義母」「調教」など、タイトルを見ただけですぐにジャンルが分かる作品がほとんどです。
最近は電子書籍化の影響もあってか、ライトノベル風のタイトルも増えています。表紙絵も写実的ではなく二次元の漫画風になっていたり、流行を取り入れた、若い人向けの内容となっています。
寝取られ作品なども人気です。
- 寝取らせ、調教、奴隷、SM、母子相関など (女)
- 寝取られ小説 (女)
- 高校生の頃、当時デパートの本売り場で官能小説文庫本を読んでイメージし、そのままトイレへ駆け込みオナってました 歳上女性に憧れていて「OL」「未亡人」「女医」「近所の人妻」などキーワードで… (男)
- 寝取られ小説に興奮します (男)
特定のジャンルに強い
官能小説は、近親系や凌辱系などに強く、多くの作品が出版されています。
相姦小説にしても、母と子、姉と弟、叔母と甥などジャンルは細分化されていて、好みにあった作品が見つかりやすいです。
近親相姦系がいい! (男)
最初は、高3の時にお母さんの事で悩んだ事があって、ネットで母子相姦の情報をたくさん探した!フランス書院の母子相姦系の小説に影響されました! (男)
アイドルやキャンペーンガールがクライアントなどに凌辱されていくストーリーが好きです。 (男)
SM物が好き。 (男)
男性の性の餌食となった女性が性奴隷の悦びに魅了されて・・・主の悦びを自らの悦びに転換される事を学び次々と近しい親類や友人を引き込む手先となる作品が好きでした。 同様に同じような流れの近親相姦や友人の母親や娘を手篭める内容の作品が好きですね。 (男)
特徴的な表現方法 言葉選びやリアルな音の描写
官能小説の醍醐味は、独特の表現方法や言葉選びにあります。
例えば、「肉の宝石」。これは女性器を指しています。
他にも精液を「男の溶岩」と表現したり、普通の小説では見かけることがない独特の表現が面白いです。
エッチな音や漏れる声、あえぎ声なども細かく表現されています。
- 文字で見る官能的な表現が、たまに読むとより興奮して漫画やアニメには無い素敵な文化だなと思う。 (女)
- 自分で読んだことがない官能小説を車内で彼氏に朗読させられたことがあります。独特な擬音とか、露骨な表現が多くて、恥ずかしくてとても興奮した思い出です。 (女)
- 文字だけでも声が聞こえてくる (男)
- 現実には経験の無い描写や、オーラルな描写に惹かれた (男)
- 視覚に訴えるアダルトビデオやエロマンガには無い魅力があります。 文字で表現されるエッチな表現は、また違った興奮を覚えます。 (男)
「セックス」に至るまでの心情が細かく書かれている
官能小説は、セックスに至るまでの心理描写が細かく書かれています。
脈絡なく、急にセックスといったことはありません。
葛藤の中、性の喜びを知って、落ちていく様が楽しめます。
- 女性の心情がわかる描写が好み (男)
- 女性心理の描写も実際にそういう思考の女性もおられるだけにみんながそう染まる芽が備わって居てほしいと想ってしまいます。 (男)
官能小説の魅力とは?
非現実的だからこその魅力
官能小説には、非現実的な描写も多くあります。
しかし、フィクションと分かっているからこそ楽しめるのです。
小説の中では、倫理観を無視して、自分の欲望を開放することができます。
性にアグレッシブな主人公の世界に入り込んで、本能の赴くまま楽しむのは快感です。
- 性的な復讐ものなど、現実ではありえない鬼畜な作品など妄想が高まる。 (女)
- 非日常的、非現実的な世界を味合わせてくれる (男)
- あり得ないシチュエーションの物語に興奮した (男)
- 非現実的な世界観に惹かれます。 (男)
- 現実ではありえないような色情狂女性や、調教され肉棒依存女性などストーリーが楽しめる。 (男)
映像がない分、想像を掻き立てる
官能小説は文章を読むことで映像が浮かび、音、肌触りや感触までも、脳内に描いて楽しむものです。
AVのように、登場人物の見た目が決まっていません。自分で想像することができます。
- 想像力を掻き立てるところ (女)
- 文字の魅力です。絵がない分自分で想像するから (女)
- 想像、妄想の世界に入り込める オナニーのいいおかずです (女)
- 漫画は視覚に訴えてきますが、文章は脳内でじっくり再生される感じで好きです。イラストでは伝わりにくい微温度や秒で経過する時間の描写などと焦らしプレイは相性が良すぎて、読んでいるだけで、どこも一切触らないのに、もうどろどろのずぶ濡れです笑 (女)
- 色々想像しながらえっちな気分になれるので魅力的だなと思います。 (女)
- 自分のイメージで想像できるところが好き (女)
- 妄想がはかどる。こんな風にされてみたい事がいっぱい詰まってるから好き。 (女)
- 妄想で如何様にもなるところ。映像より脳内興奮度は高いと思う。 (男)
- AVみたいに見るだけより文章を読むと脳に刺激が余計に入って興奮します。 (男)
- 妄想を掻き立てのはやはり映像よりも小説ですね~ 昔は良く買ったものです。 (男)
- 表現や世界観によってうまく入りこめると、ものすごい興奮できる気がする。、 (男)
- 小説は自分の想像力でこんな感じ?って思いながら読むから興奮する (男)
- エロビデオは視覚聴覚の刺激で興奮しますが、官能小説は自分がその場にいるような興奮があります (男)
主人公を自分に置き換えて妄想できる
官能小説は映像が無く、心理描写が多いため、物語に感情移入しやすいです。
場面の設定も自分で考えられるわけですから、自分に置き換えて楽しめます。
- 自分に置き換えて、妄想して読んじゃう (女)
- 妄想が膨らむ…自分が犯されてるように思える (女)
- よく読むのはレ〇プもの。自分に重ねながら読みます。読み終わった後は昔された時のこと思い出して激しくオナります。 (女)
- マインドコントロールを受けたみたいな感じになってしまって、何ヶ月もの間、そこに記されていたキーワードに反応するようになって、ずっと発情したみたいになってしまいました。 官能小説ではなくて女性向け官能小説が閲覧出来るサイトでセルフ調教ってお部屋があり、そこで堕ちてしまいました。それ以来マゾとしてしかセックスでの快楽を得られません。 (女)
- 自分で勝手にシーンを想像できる。登場人物を勝手に手の届かない存在の女性に置き換えてみる。など、想像力を掻き立てられる。 (男)
当時の体験を追体験。小説の内容を過去の自分に置き換え、ノスタルジーを味わうことも。
- 若い頃にできなかった、ラブラブで胸キュンな場面に自分を投影できるのが魅力だと思う。 (男)
- 淡い思い出と重なる様な (男)
- 自分自身の過去の記憶、欲望による妄想が より興奮します (男)
脳イキのような感覚を味わえる
脳で感じることによって絶頂を迎える、脳イキ。
肉体的な刺激ではなく、頭の中(妄想の世界)で興奮に導かれ、精神的な部分で興奮するので、官能小説で脳イキのような感覚を味わえる方もいます。
- 触手姦などリアルでは出来ないプレイを擬似体験(妄想)できるところが魅力。描写が細かい作品は読んでいて、脳イキみたいになる (女)
- 想像力がはたらくので脳イキするとか いろいろと楽しいですね (女)
- 文字で欲情できる、っていうのは冷静に考えてみても人間だけが出来ることだと思ってます(笑) NTRのジャンルは文字から入ったので、結びつきが強いです。 あとは…文字で人を感じさせる、というところは自分のメールやチャットのやり取りにつながっています。脳イキとか。 (男)
官能小説を書いてみたことがある人も
官能小説を書いたことがあるという声も、多数いただきました。
エロスの世界を表現してみようというのは、素晴らしいことですね。
- 前に付き合ってた人がネットにそういう小説アップしてる人でした。作中でするプレイをわたしで試したり2人でしたことを書いたりしてました。 (女)
- 良く投稿させてもらいます。 読むのも書くのも面白い。 (男)
- 何気なく手に取り読むと、たまらなく興奮して、ハマりました。元々ミステリーなどの小説好きだったので、読書好きから、今度は書きたい衝動へと駆られ、オリジナルの官能小説のショートストーリーを書いたりするようになりました。 (男)
- オノマトペ辞典を持っていて、自分でも体験談を官能小説風に書いて新聞社の企画に応募した事がある。 (男)
- 小説だけに想像力をかきたてられる情景がかかれていたり、興味のある設定だったりすると非常に興奮させられました。 また某所で書かせていただいた官能小説に感想を寄せて頂いた際などは恥ずかしさ半分、嬉しさ半分、その他に読まれていると興奮する気持ちも与えていただきました。 (男)
- 昔雑誌に投稿した体験談が連載された事が有ります (男)
- 昔自作した官能小説サイトが最近になって、仲のいい女友達に発見された (男)
官能小説は読む人、読まない人がハッキリ分かれていました。
映像よりも興奮できるという回答も多くあって、官能小説に魅力を感じている人も多いです。
昔は読んでいたけど、最近は読まなくなってしまった…という声も多かったです。
昔好きだった人は、今はまた違った快楽に出会えるかもしれませんので、久しぶりに手に取ってみてはいかがでしょうか。
ナンネットにも「
官能小説の館」という小説を投稿するコーナーがあります。また、「
知り合いの人妻」など体験談を投稿するコーナーもございますので、是非覗いてみて下さい。