エロテンションになったBくんの活躍もあってか?
話題はさらにディープな方向に進みました。
各人の初エッチや経験人数の話になり
(僕は、童貞と打ち明けるのが恥ずかしく少し粉飾して“初エッチは大学入ってから、バイトの先輩と”などという嘘臭い嘘を)
(彼女の初エッチが17歳の時に部活の後輩と、って話にフル勃起)
さらにBくんが
「俺の初オナニーは、小五の頃でさぁ・・」と掘り広げます。友人もノリノリで、「俺はよぉ~」と語ります。
「てつやは?」と当然自分も問われ……
【まあ、小6かな】と、恐る恐る答えます。
童貞なのにセックス話に花が咲いて寂しい思いをするのはまあいいんです。哀しいかな、慣れ始めていましたし。ただ……半年前のあの夜の件があるので、オナニー話はちょっと、いや、だいぶ居心地が悪くなってきました。
友人彼女の下着をオカズにオナニーしたなんてことを、その本人とBくんのいる前でバラされたらたまらない、と、びくびくし始めてました。
Bくんの暴走気味のテンションが友人の酔っぱらいぶりに影響を与えて、いつまた彼があの夜のようなモードにスイッチ入るか、気が気でなくなりました。
急用を偽って帰るにはもう、終電が無い時刻なので嘘臭すぎるし、、、、。
そこで、天の助けが!
酒が切れたのです。
友人が「コト、適当に頼むわ」と、彼女に買い出しを頼みます。快く引き受ける彼女に、【じゃあ、俺も行ってくるよ】と、同行することにしました。
友人宅から最寄りのコンビニまでは、徒歩1~2分なので気軽に依頼したのだろうけど、もう夜も遅いので、【危ないから】という大義名分が立ちますしね。
オナニーのオカズにした当の本人と二人きりで歩くシチュエーションに少しだけ興奮もしましたが、針の筵のような状況からいっとき脱した安堵の方が勝っていました。
コンビニに着きました。少しでも帰りを遅らせたくてわざと品物選びに迷ってみせたり、トイレを使ったりもしましたが、10分ちょっとで買い物は済んでしまいました。もうちょっと引き伸ばしたいと思い、禁煙し始めたばかりだったけれどタバコを買い足して外で一服吸うから待っててねと頼みました。
すると彼女も「ちょうど良かった、私も吸う~」と。
別にいやな顔されるわけでもなく自分用に灰皿も用意されてるけれど、友人自身が非喫煙者なため彼の部屋では吸いにくくて、ちょうど吸いたいと思ってたそうです。
結局2~3本吸いながら10分以上を過ごすことができたのですが・・・最後の一本を消して、さあ出発しようという時に、彼女が言い出したことに、凍りつきました。
「ところでてつやくん、、、夏の頃、私がいない日に泊まっていったことあるんだって?」
もし飲み物を飲んでいたなら、漫画のように【ブハァっ】と吹き出してしまったかもしれません。激しく動揺してしまいました。
え?泊まったこと、知ってるの?え?友人が教えたの?まあでも、部屋飲みなんてしょっちゅうしてるし、彼女もいる場で部屋飲みしたこともあるし。
あのことも知ってるの?友人が教えたの?でも、ありえなくは無いかも。ええ?えええ?
言葉につまる僕に彼女が続けた台詞は
「すっごく楽しかったって言ってたよ、彼」
泊まったこと自体はもう規定の事実らしいと悟り
【うん、まあ・・・】
と答えます。
続きます。
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