続きです。
席を立った久美子を追いかけて、僕も部屋の外へ出ました。
そして彼女を呼び止め、人気のない所へ行きました。
その場所で僕は昨夜の事を言葉に詰まりながらも一所懸命に謝りました。
すると久美子は
「本音を言えばアナタと話す事は勿論、顔も見たくありません。
けれども事を荒立てるような真似もしたくないので、昨夜の事を誰かに言うつもりはありません。
今まで通りには絶対なりませんが、アナタも普通にしてて下さい」
彼女の言葉は冷たく事務的でしたが、正直ホッとしました。
そして僕はこの一件以降、彼女をオナペットにしないよう心に決めました。
…が、それは一ヶ月ほどの話でした。
やはり、目の前で艶っぽく働く彼女を眺めては、机の下で勃起した股間をさするようになったのです。
勿論(?)誰も居なくなった社内で、彼女の片鱗を貪り、卑猥な妄想に耽りながらオナニーもしました。
『あんな事があったのに…
あんな思いをしたのに…』
そう思う事が余計に僕の性的興奮を掻き立てました。
そしてその数日後、社内の何人かで飲む機会があり、僕と久美子も参加しました。
最初は互いに離れた席に着いたのですが、二件目の飲み屋に移動した時、互いに意図する事なく、僕の隣に久美子が来ました。
初めはお互い別の人を会話の相手に選んでいたのですが、皆酔っ払っていたのと、その店はカラオケも置いてあった事もあり、他の人達が盛り上がって頻繁に席を変えてしまい、何となくその雰囲気に乗り損ねた僕と久美子がポツンと端に取り残されてしまいました。
そんな中、僕はただ黙々と酒を飲み続けるのも変だと思ったので、何か話をしなくちゃいけないと、酔った頭でアレコレと話題を探していました。
すると彼女の方から思いもしない言葉が飛び出しました。
続きます。
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