惨めさを感じる時、心はギリギリと締め付けられるだけではなく、その苦しみから簡単には逃げ出せず、悶え苦しむことになる。
しかし、その息苦しいまでの心の苦痛に苛まれる時、ある種の興奮状態に陥り、その苦痛から逃れたい!と思う反面、その甘美とも言える苦痛を、もっと味わいたい!と言う想いにも駆られてしまう。
「悲劇のヒロイン願望」は、まさにそんな心境なのでしょう。
そして、それが性的な妄想と連動してしまうと、「性的な被虐願望」と言うM願望となってしまう。
どこの誰とも分からない男から送られて来るメールには、とても自分の意思では出来ないような、恥ずかしく、屈辱的な命令ばかりが綴られている。
もちろん、その命令に従う必要など無い。
しかし、もしも・・・何事か弱みを握られていて、その命令に服従せざるを得ない!!・・・そう想像しただけで、頬は真っ赤に染まり、心臓の鼓動は狂ったように激しく高鳴る!
そして、遂に、明るい部屋の中、姿見の前に立ってしまう。
鏡の向こうからは、邪悪な男の濁ったようないやらしい視線が、彼女の身体を舐め回している。
指をブラウスのボタンに掛け、ソレを外そうとするが、この先、どんなことをさせられるか分かっているだけに、指が震えてしまう。
漫画、アニメ、動画を見てオナニーをするのは、一般的には手軽、安直ではあるけれど、想像力によって作り出される妄想の世界は、その女性の知的レベルが高ければ高いほど、凄まじい興奮を約束してくれ、それを体感できる。
あなたは、それを知っているのでしょうね。
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