深夜の静寂が痛い。
ワンルームの冷たい空気の中で、ストゼロのアルミ缶を握りしめる私の指先は、自分でも引くくらい小刻みに震えている。
繁忙期という言葉を隠れ蓑にして、連日の残業でボロボロになった心に、アルコールが暴力的に流露していく。
喉を焼くような感覚が胃に落ちるたびに、内向的な私が必死に守ってきた理性の壁が、音を立てて崩れていくのが分かって、それがたまらなく惨めで、同時に恐ろしいほど興奮する。
スーツのタイトスカートを力任せに脱ぎ捨て、ストッキングを乱暴に引き裂くように剥ぎ取った。
全裸でベッドに倒れ込むと、昼間の真面目な私なんてどこにもいない。
スマホから流れる、あの人の冷徹で低い声。
指示されるままに、私は自分の指を下着の中に潜り込ませる。
すでに自分の体温でむせ返るような匂いが立ち上っていて、指先が触れた瞬間、ジュプ、と、自分でも軽蔑したくなるような卑猥な音がした。
その突起は、お酒のせいで驚くほど赤く腫れ上がり、指を近づけるだけでビクビクと自己主張を繰り返している。
人差し指と中指で、その硬くなった芯を挟み込み、左右に激しくこすり上げる。
指先が粘膜と擦れるたびに、脳の裏側を直接掻き回されるような、えぐい刺激が全身を駆け抜ける。
もっと、もっと乱暴に。
指示されるままに、爪の先をその一番敏感な頭の部分に立てて、弾くようにいじめてみる。
背中が弓なりに反り返り、喉の奥から、自分のものではないような、くぐもった悲鳴が漏れた。
ねえ、想像して。
いつも職場で「はい」と「すみません」としか言わない私が、今、自分の指を蜜でベトベトにして、よだれと涙を垂らしながら、自分の体を陵辱している姿。
羞恥心で胸が張り裂けそうなのに、指の動きはどんどん速くなっていくの。
二本の指を無理やり中に突き刺して、溢れ出す液体でシーツを汚しながら、親指の付け根でその突起を、骨に押し当てるようにゴリゴリと力任せに押し潰す。
痛い、熱い、苦しい。
でも、その感覚が私を「女」へと作り変えていく。
指を動かすたびに、ピチャ、ピチャと、部屋の隅々にまで私の「汚れ」が響き渡る。
内向的な私が、誰にも見せられない、一生隠し通さなきゃいけないはずの、この下劣な本能。
お酒の力でタガが外れた私は、もう自分の指を止めることができない。
クリを指先でつまみ上げ、引きちぎらんばかりの勢いで執拗に弄り倒す。
頭の中が白濁して、仕事の嫌な記憶も、自分の名前さえも、すべてが快楽の濁流に飲み込まれていく。
限界だった。
指先を最速で動かし、突起を抉るように激しく擦り続けた瞬間、視界がチカチカと火花を散らした。
全身の筋肉が強張って、内側が激しく波打ち、指を締め付ける。
出すべきではない音を立てながら、私は自分の部屋で、たった一人で、絶頂の奈落に突き落とされた。
指先にはまだ、自分の体液の、生々しくて、重苦しい匂いがこびりついている。
お酒が少しずつ抜けていくにつれて、押し寄せてくるのは、死にたくなるような自己嫌悪。
私は、一体何をしていたんだろう。
いい年をした大人が、深夜に一人で、泥酔して、自分をこんなに無様に汚して。
この報告を読んでいるあなたに、今の私の姿を見せたら、きっとゴミを見るような目で私を蔑むはず。
そう、私はゴミだ。
繁忙期のストレスを理由に、快楽に溺れて、こんな不潔な言葉を連ねている、どうしようもない女。
明日、どの面を下げて出社すればいいのか、もう分からない。
指先が震えて、送信ボタンを押すのが怖い。
でも、こんな最低な私を、あなたにだけは知っていてほしい。
今、私の指についてるこの熱くてドロドロしたものを、あなたのその手で、めちゃくちゃに掻き回してほしい。
汚れた私を想像して、あなたの塊を握って、私と一緒に……果ててくれませんか。
私が自分をいじめて汚したこの文章を読みながら、あなたも、私のためにオナってください。
そうしてくれたら、私のこの惨めな羞恥心も、少しだけ報われる気がするから。
この最低な夜を、どうか、笑ってください。
そして、読み終わったらすぐに、私の存在ごと消去して。
おやすみなさい。
……もう二度と、こんなことはしないと誓いたいのに、心のどこかで、明日もまたこの汚れを求めてしまう自分がいて、本当に、自分が嫌いでたまらない。