シャワーを浴びて、髪を洗って、身体を流して。
いつも通りのバスタイムのはずだったのに、
なぜか今日は途中から、頭の中が熱を帯びてた。
湯船にお湯を張ってあったけど、なぜか入る気になれなくて。
その代わりに、お湯が跳ねた浴槽の縁に、そっと腰を下ろした。
タイルの冷たさが素肌にぴたりとくっついて、
それだけで身体の奥がきゅっとなった。
左手で縁を支えて、右手でディルドを手に取る。
お気に入りの、しっかりと太さのあるやつ。
湯気で曇る鏡の中に、自分の裸がぼやけて映っていた。
脚を開いた。
恥ずかしいくらい大胆に。
太ももの内側が濡れていて、それは水じゃなかった。
先端をあてがって、ぐっと押し込むと、
ゆるんでいたはずの膣がびくっと痙攣して、
中が勝手に締めつけてくる。
何度も使ってるはずなのに、今日は中がやけに狭く感じた。
自分で腰を浮かせて、角度を調整して、
ゆっくり出し入れしているうちに、
手の動きがどんどん速くなる。
突き上げるたび、腰が跳ねて、脚が勝手に開ききって、
肩をすぼめて、声を噛み殺して、
でも体の奥は止めないでって叫んでた。
膣の中が、吸い付くみたいに熱くて、柔らかくて、
でもどこかで、「これ以上されたら壊れるかも」って思うくらい、気持ちよかった。
全身の力が、手の中のそれに全部吸い取られていく感じ。
男の人にしてもらってるわけじゃないのに、
完全に"抱かれてる"感覚だけが、ひたすらリアルだった。
一気に突き上げたとき、
身体の奥で何かがはじけて、
背中が跳ねて、頭の中が真っ白になった。
膣が勝手にぎゅうって締まって、
抜こうとしても引きとめるみたいに締めつけて、
指先までびくびくと震えていた。
脚の付け根が熱を持って、
汗とお湯と愛液とが混ざって、肌の上でぬるく流れていった。
ディルドをそっと抜いて、脚を閉じようとしたけど、しばらくうまく動かせなかった。
タイルの上に残る濡れ跡が、なんだか恥ずかしくて、
でもちょっと、満たされた気持ちでいっぱいだった。