もっとも自分に正直な欲望の表現。
相手ありき、相手を気にするセックスよりも、もっと自己中心で自己陶酔。
そんな瞬間を迎えられるのがオナニーなんだと思う。
独りだからこその、誰のことも意識しなくて良いからこその、自分だけの世
界、自分だけの時間。
それこそがその人の本質。
こんなことしたら嫌われちゃうんじゃないか?
こんなところを見せたら変態って思われちゃうんじゃないか?
そういう気持ちに支配されることもなく、自分だけの空間に浸れる。
そこに自分の理想とする世界が妄想として広がる。
その妄想と行為の融合は、一つのストーリーを為していて、それは誰にも読
まれることのない美しい物語とも言える。
だからこそ、オナニーってのは奥が深いんだと思います。