オナニー失敗談
1:ドM高校生2人のマゾトークと、クールに見下すお姉さん
投稿者:
(無名)

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2025/06/07 18:35:28(YuvTIyEH)
電車の中。クミは二人に視線を合わせたくなかったが、どうしても見てしまう。しかし、クミはあることに気づいてしまう。
「お前…橋本…文也?」
実は紺の制服の少年は、クミの小学校の頃の3つ下の後輩だった。
「…橋本くん…」
「あのすいません。あなた、どうして僕の名前を…
クミ…お姉ちゃん…!?」
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
文也の異変に気づき、すかさず文也を連れて逃げようとする深緑の制服の少年だが、視圧と「こういうシチュエーション、待ってたんじゃないの?」との言葉により、その場に座り込む。
「久しぶりだね、橋本くん」
「ひ、久しぶり…」
「何か楽しそうな話してたじゃん。私も混ぜてよ」
もちろん、橋本は答えられない。
「そっちの子、ちょっと席外して」
「あ、はぁ…」
深緑の制服の少年が去り、クミと文也の間に重い沈黙が落ちる。電車のガタンゴトンという規則的な揺れと、時折聞こえる停車駅のアナウンスだけが、その静寂を際立たせていた。文也は完全に委縮し、顔を真っ赤にしてうつむいている。
クミは腕組みをして、冷たい視線で文也を見下ろす。まるで尋問でもするかのように、ゆっくりと口を開いた。
「それで、橋本くん。楽しかったね、今の話」
文也はびくりと肩を震わせた。顔を上げようとしない。
「…あの、クミお姉ちゃん、その、これは…」
言葉を探している文也に、クミはさらに追い打ちをかける。
「『うちの従弟が通ってる高校の制服じゃないわね…』って思ったんだけど、まさか小学校の後輩だったとはね。世間は狭いね、文也」
文也はもう完全に観念したような顔つきで、小さく「はい…」と答える。
「佐久間宏子先生に飯塚先生、ずいぶん詳しいじゃない。それに『ガチ恋勢』って、流行りの言葉なの? 私、そういうの疎くてね」
クミの言葉は、氷のように冷たく、文也の心臓を直接掴んでいるかのようだった。彼は顔を真っ赤にして、さらに体を縮こまらせる。
「いえ、あの…その…」
「それに、『理科室に呼び出されてボコボコに殴られて体力消耗させられて、手コキとかでイカされたい』? 『生物部でうちのクラスの染谷くんは毎日これを体験してるだろうな』? なかなか具体的な描写だね、橋本くん」
クミはにっこりと微笑むが、その笑顔は全く目が笑っていなかった。文也は完全に恐怖におののき、口をパクパクさせるばかりで声が出ない。
「まさか、そんな趣味があったとはね。小学校の頃は、もっと可愛らしい子だと思ってたんだけど」
クミは立ち上がり、文也の座っている席の前に立つ。文也は上目遣いでクミを見上げたが、すぐに視線をそらした。
「ねぇ、文也。お姉ちゃん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
クミの声は、一段と低くなる。
「その『ドMの悩み』とやら、詳しく聞かせてもらえるかな? 電車降りたら、ちょっと付き合ってもらうよ」
文也は、まるで死刑宣告でも受けたかのように、ガタガタと震え始めた。彼の顔は、真っ青を通り越して、もはや土気色になっていた。電車は次の駅に滑り込んでいく。文也は、逃げ場のない密室で、かつての優しいお姉ちゃんの恐ろしい一面と対峙することになったのだ。
次の停車駅のアナウンスが流れると、クミは文也の顔をじっと見つめながら、静かに問いかけた。
「君、ここで降りるの?」
文也は、か細い声で「はい…」と答えた。まるで、この電車から降りることが、自分にとっての唯一の救いであるかのように、その言葉には切実さがこもっていた。
クミは、その返事を聞くと、ふっと口元に笑みを浮かべた。しかし、それは決して優しい笑みではなかった。
「そう」
短い言葉の後に、間があった。文也は、その一瞬の間に、これから何が起こるのか、全身で恐怖を感じていた。
「残念だったね、文也」
クミの声は、駅の停車音が大きくなるにつれて、まるで吸い込まれていくかのように小さく聞こえた。だが、その言葉の意味は、文也の耳にはっきりと届いた。
「私も、ここで降りるから」
文也の目は見開かれ、完全に絶望の色に染まった。電車のドアが開くと、クミは文也の腕を掴み、有無を言わせぬ力で彼を車両から引きずり出した。
「さ、ゆっくり話そうか、橋本くん」
駅のホームには、夕暮れの残り香と、どこか涼しげな風が吹き抜けていた。しかし、文也の心は、真夏の太陽の下に置き去りにされたかのように、熱く、そして凍りついていた。彼は、抵抗する気力もなく、クミに引きずられるまま、人影の少ない方へと歩かされていくのだった。
25/06/21 11:20
(KwiOZaUz)
駅前のロータリー。ふと自分の家のある方向を向く文也だったが、クミに「そっちに行くかい」と言われる。家族に聞かれるのは絶対に避けたいと思い、すかさず反対方向に行く。
入っていったのはビル街の路地裏。
「さて、文也くん。早速だけど本題に入ろうじゃないか。君、小学校の頃はイケメンで可愛いと思ってたんだけど、こんな趣味を持ってたとはね…」
文也は何も言えず、その場に立つ。
「佐久間先生…印象薄かったけどね…。文也のクラスの担任だったの?」
「はい…。僕は音楽が好きだったので、その関係でちょっと仲良くなって…。そんなに美人じゃなかったんですけど…なぜか僕の性癖に刺さって…」
自分の性癖を読み上げさせられる文也。
「あの、隣にいた深緑の制服の子は誰?」
「和明…木戸和明…。」
「その子って、どんな子?」
「学年は僕と同じ2年生で、1年の頃クラス会長やってたって…」
「…クラス会長…。普段は真面目な子なのかしらね。」
「た、多分…」
路地裏の薄暗がりで、クミは文也の言葉を聞きながら、どこか納得したように頷いた。
「なるほどね。クラス会長か。普段は真面目そうに見える子が、ああいう時に本音を出すと、余計にインパクトがあるってことね」
クミは腕を組み、文也から視線を逸らさずに続けた。
「それにしても、和明くんの方が、あなたよりえげつないことを言っていたように聞こえたわね。ボクササイズを習ってる先生に、ボコボコに殴られて手コキとか……。なかなか具体的で、聴いてるこっちが引いちゃったわよ」
文也は顔を真っ青にして震えるばかりで。クミはそんな文也の様子をじっと見つめ、小さくため息をついた。そのため息は、呆れを含んでいるようにも、どこか面白がっているようにも聞こえた。
クミは、文也の震える姿を一瞥すると、ふと興味を失ったかのように表情を緩めた。
「まあいいわ。今日はもう遅いし、この話はまた今度ね」
文也は、その言葉に安堵と困惑が入り混じった顔を見せた。クミは、彼のそんな反応を見ても特に何も言わず、くるりと踵を返した。
「じゃあね、文也くん。あんまり変なことして、学校で問題起こさないようにね」
そう言い残し、クミは路地裏の奥へと歩いていく。文也は、その背中が見えなくなるまで、ただ立ち尽くしていた。夕闇が迫るビル街の路地裏に、ひとり残された文也は、ようやく大きく息を吐き出した。
25/07/12 13:46
(IGAP/JM4)
クミが去ってからの数日間、文也は学校でも家でも落ち着かない日々を過ごしていた。いつクミから連絡が来るかと携帯を気にするが、着信もメッセージもない。あの路地裏での出来事が、夢だったかのようにさえ思えてくる。しかし、あの時のクミの冷たい視線と、全身を貫くような恐怖だけは、はっきりと記憶に残っていた。
そして、あの日から一週間が経った土曜日の午後、文也の携帯に見慣れない番号から着信があった。恐る恐る出てみると、聞こえてきたのは、あの時と同じ、少し低く、それでいてどこか楽しげなクミの声だった。
「もしもし、文也くん? 私。清水クミだけど、覚えてる?」
文也は喉がひきつった。
「今、ちょっと時間ある? 駅前のカフェにいるんだけど、話したいことがあって」
断る選択肢はない。文也は心臓をバクバクさせながら、駅前のカフェへと向かった。
カフェの窓際の席に座るクミは、あの日とは違い、柔らかな笑顔を浮かべていた。しかし、文也は警戒を解くことができない。
「ごめんね、いきなり呼び出して。でも、あの日の話、ちょっと気になってね」
クミはそう言って、アイスコーヒーを一口飲んだ。文也は、何も言えずただうつむく。
「それで。ドMの悩みってやつ、もう少し詳しく聞いてみたいなって…」
クミは、あの日の会話を蒸し返した。文也は顔を真っ赤にして、視線を泳がせる。
「…その、あれは…冗談で…」
文也が言葉を濁そうとすると、クミは優しく微笑んだ。その笑顔は、文也の心を揺さぶった。
「大丈夫だよ、怒ってるわけじゃないから。ただ、ちょっと興味があってね。」
クミは、文也の目を見て言った。その瞳の奥には、好奇心と、かすかな企みが宿っているように見えた。文也は、その視線から逃れることができなかった。
この日、文也はクミに、これまで誰にも話したことのない、彼の「悩み」を洗いざらい話すことになった。クミは、彼の話を遮ることなく、ただ静かに耳を傾けていた。そして、時折見せるその表情は、呆れているようでもあり、面白がっているようでもあった。
「まあ、人にはそれぞれ、好きなことってあるからね。だけど、駅は公共の場だよ。周りの人が不快になるだろうから、そこのところは、ちゃんと理解してね」
そう言い、クミはアイスコーヒーを飲み干し、カフェから去っていった。
25/07/17 22:21
(mOUs38VK)
とても素晴らしい文才をお持ちで楽しく朗読させていただきました。
ぜひ、続きをお願いします。
25/07/23 12:36
(Dvdr1Fh.)
クミがこの街に来たのは、大学の友人である宮前茜の家に行くためだった。クミは人から憧れられるような生き方をしている一方、自身の型にはまった生活タイプに嫌気が差し、自由人の茜に憧憬のようなものを持っていた。一方の茜の方も、成績優秀なクミを尊敬していた。
(学級委員長として色々な生徒を見てきたつもりだけど、二十歳にもなって、こんな変な奴らと出会うとは。しかも、あの橋本くんがねぇ…。そういえば、表札に宮前一明って名前も書いてあったわね…。宮前さんのお父さんかしら。カズアキ…。確か橋本くんと話してた子も同じ名前だったわね…。)
「どうしたの?清水さん」
「宮前さん…。なんでもない」
「そう?ならいいけど」
「ただいまー」
そこに、深緑色の制服を着た少年―茜の弟の宮前智輝が帰ってきた。
(!?)
「ねえ宮前さん。あの子、宮前さんの弟?どこの高校?」
「智輝?七芝高校の系列のあそこ。本校とは違って、昔から気力のない学校で有名だけどねぇ…。」
「ああ、あそこか…」
「あそこの学校に…木戸くんだっけ…その子って、いる?」
「ああ、そういえば居た。智輝と同じ2年2組。クールでかっこいい感じだって言ってたけど、飯塚先生とは折り合いがよくないみたいで。よくボロクソに言ってたよ。」
「そうなんだ。」
(和明くん、ツンデレなのか…。学校では飯塚先生のことを悪く言って、裏では飯塚先生でアレな妄想を…。意外と可愛いというか、なんというか…。)
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翌朝。帰ろうとするクミ。
「宮前さん、昨日はありがとう。人の家に泊まるなんて初めてだったから緊張したけど、楽しかったわ。」
父親の一明、母親の香織が出てきた。
「こっちも緊張しましたよ。茜が友達を家に連れてくるなんて初めてだし、ヒヤヒヤしっぱなしで…」「私もです。だけど、茜も大きくなったって思って。ちょっとだけ嬉しくなったわ。」
「今日はどうもありがとうございました」クミはそう言い、茜の両親に頭を下げた。
帰りの電車の中。他の乗客は行きなのに、自分は帰り。クミは妙な感慨に浸っていた。
「なんだかんだで、この街は楽しかったわ。いつかまた、この町に来てみようかな…」そうつぶやくクミなのであった。
【完】
25/07/31 16:50
(3LtD8XUx)
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