あまりに唐突で、しかも奇跡的な出来事に僕は友達と喋るのもままならず、その日は一時間目の授業も受けず午前中に早退しました。そして僕は家に帰り、初めての排泄物オナニーを体験したのです。
その日のオナニーは一生忘れられません。初めて間近にする女性のウンチは、当たり前ですが強烈に臭く、始めはそれを食べるなど想像も出来ませんでした。しかし、その匂いを嗅ぎながら智恵子の写真を見ている内に背筋がゾクゾクするのを感じました。そして気がつくと、パンツの中で、ペニスが今までにないほど強烈に勃起し、反り返っていたのです。たまらずズボンを下ろしてペニスを取り出そうとした瞬間……凄まじい快感が脊髄を駆け巡り、ドクッドクッドクッと勢いよく汁が溢れ出し、それは果てしなく続くかのように長い間続くのでした。それから気違いのようにオナニーしました。一睡もせず続け、翌日も学校を休んで行いました。
こんな調子で社会人になりまして、二十歳を過ぎても素人童貞で、フリーターしながらもっぱらオナニーに明け暮れる僕に、22歳の時とある方から、AVの企画をしないか?との話を頂いたのでした。それは勤め先のパチンコ屋の常連さんでして、見るからにヤクザ風の中年男でした。最初のうちは軽くながしていたのですが、なんとなく断りきれず、ある時男の家に招かれる事になったのです。男は本物の構成員でした。そして彼は趣味を兼ねて裏物を作っていたんです。男に見せてもらったビデオは異常でした。凄まじい光景の連続で、とてもここに書けるようなものではありません。それは明らかに犯罪行為であり、鬼畜そのものでしたが、何故か僕は勃起していました。そんな僕を見抜いたのか、男は一枚のアルバムを僕に手渡すと、「好きな女選んで一本撮ってみいや」と言うのでした。そして、なんとなく引き受ける事となり、僕は来週までに女優を選ぶよう言われ、その日はアルバムを借りて帰ったのです。
家に帰りアルバムをチェックすると、八人の女性の顔写真とヌード写真が交互に収められていました。皆かなりの美人でしたが、すぐに僕の目は一人の女性に釘づけになりました。今まで見てきたどんな女優よりも好みの顔だったのです。僕はすぐにその女に決めました。そして女の写真を見ながら大まかな脚本を書き始めたのでした。作業は思いの外簡単でした。「自分の視たいもの」それを考えるだけですから。