私は子どもの頃から真面目な優等生タイプでしたが、小4の頃から被虐的・非日常的な行為に憧れるMとしての資質を自覚していました。
きっかけは思いがけず目にしてしまったSM雑誌です。縛られ苦悶と快楽の表情を浮かべる女性の美しさに衝撃を受けたことを覚えています。
それが私の性の目覚めでした。
頭がジーンとして立っていられなくなり、熱い下半身をスカートの上から押さえました。高ぶりや焦りを鎮めようと、うぶ毛さえ生えていない割れ目を下着の上から指で摩り、お汁が溢れて下着を濡らした時は「漏らしてしまった」と思いました。
どうにかなりそうな感覚に怖くなり手を止めると、苦しいような切ないような気持ちになり、衝動で下着から指を潜り込ませ、ふっくらした割目の合間に隠れたジンジンする突起に指先を当てて動かてみました。
初めて味わう小さな突起の鋭い気持ちよさに身体が震え、思わず顎が上がりました。その快感に服従したように本能のままに指を動かし続けたその瞬間、身体中に電流が流れるような痺れがありビクビクと何度も痙攣したのを覚えています。
痙攣の後、それまでの高ぶった気持ちが嘘のように鎮まり、幼い私は気怠さを「やっと治った」と安堵した気持ちを感じていました。
これが9歳、小学校4年で体験した生まれて初めての私のオナニーです。SMという言葉も、オナニーという行為も知らない小学生の体験でした。
これがとんでもない経験だったことを知ったのは中学年になってから。それまでの間、当たり前のように気持ちいい小さな突起を探しては、苦悶の表情を浮かべる女性を思い出しながら、ビリビリとグッたりを味わいたくて、来る日も来る日も自ら貪る恥ずかしい女の子でした。
これがどこにでもいる真面目な会社員の素顔です。
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