「そうだ。逆の考えもあるわ。お母様、まだご主人家にいるかしら?」
「まだ、いると思います。」
父は、テレビを見ながら、パンを食べていた。
「新幹線止まってるよ。先生遠出だったら大変だな。」
彼は、金曜日はおねえさんが出張が多いのを母から聞いて知っていたのである。
「あっ、電話だ。ママかな。はい!常務おはようございます。いえとんでもごさいません。朝飯くらい一人で大丈夫です。夕飯だって大丈夫ですから今度家庭教師の日は、3人で食べて下さい。
え?抜き打ち。はあ、成る程。かしこまりました。」
父は、電話を切ると、
「うわー、大変だ。頑張れ俺。」
と、一人で気合いを入れていたので有った。
「あはははー、ご主人いい人ね。今度から3人で夕飯食べていいって。」
「やったー。ねえ先生。まだ行かなくて大丈夫よね。一緒にお風呂入ろうよ。」
「ヤダ、お母様、子供みたい。ハイハイ。おっぱいで洗って上げる。」
と、彼女が言ったら二人は又大爆笑しながら風呂場に向かった。
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