「ヤダ、電話が鳴ってる。」
僕が出た後、母とおねえさんは、余韻を楽しんで、ボーと、していたのである。
「あら、そうなの。うーんじゃあ私は、近くの現場に一人で行くわ。抜き打ちも面白いかも。あなたは、本社にゆっくり戻って事務仕事して定時で上がって下さい。私もゆっくり行くわ。たまにはお互い楽しましょう。行先は、着いたら連絡するわ。今教えたら抜き打ちに成らないから。じゃあよろしく。」
「先生。今の姿電話先の人が見たら大変ね。全裸で顔はザーメンだらけ。変態常務よ。」
「頭きた。現場はあんたの旦那の所にした。めちゃくちゃ虐めてやる。イヒヒ。」
「ごめんなさい。なんでもしますからお許し下さい。常務様。」
「バカ!時代劇か。」
と、おねえさんが言ったら、二人は大爆笑して、母は、又おねえさんの胸に飛び込んだのである。
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