「ヤダ、もう朝だわ。」
母はリビングでうたた寝をしてしまったのである。今日は祝日だが火、水、木曜日の場合は、現場は仕事の効率が悪いという方針で月か金に振られるのだ。もちろん本社は暦通りである。
つまり、たまに普通の平日が休みになる訳で、その日は昼間から僕がいないからやりまくっていたのである。
「いやあ、仕事の出来る人は違うな。ちゃんと現場の事理解してるから、夜中に帰ったんだ。じゃあ行って来る。明日は、たっぷりやろうな。」
本当に父はおめでたい人だ。何でも自分の都合の良い方に物事を理解する。
「バカ!朝から全く。行ってらっしゃい。」
と、母は父を送り出すと、
「朝ご飯出来てるわよ。何時まで寝てるの。受験生でしょ!」
と、僕は母に起こされた。実はおねえさんが帰った後、爆睡してしまったのである。彼女にたっぷり精子を抜かれてめちゃくちゃ疲れてしまったからだ。
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