今飛行機の中、妻に思わず同行すると言ったが、飛行機が苦手なのをすっかり忘れていた。
「ご主人大丈夫ですか?」心配してくれたのは、総理大臣だ。
妻が元旦那の部下の大統領に連絡したら、大統領専用機をチャーター便にしたから、政府は大騒ぎ。次いでに首脳会談したいと、僕達にお願いしてきた。
この国とは、あまり友好国で無かったが、今回の戦争の勝利で世界の中心国と成ったのである。
首脳会談は大成功。総理は先に日本に帰った。
「奥様。返したい上官の遺品とはこの画像ですか?」
「すいません。これが流出したら、折角の戦争勝利にケチがつくと思いましてお持ちしました。」
「奥様ありがとうございます。でも大丈夫です。戦争では当たり前の事。たまに一般人が騒ぐけどいつの間にかニュースから消えるでしょ。
上官は解りませんが、多分違う目的。例えば性的な趣味。奥様との営みに刺激とか?」
(これを見た時、めちゃくちゃ興奮した。亡くなった主人は私と楽しむ為に。)私は恥ずかしくなり、
「大統領忙しい中失礼しました。あなた帰りましょう。」
「奥様。亡くなった上官は私の命の恩人。流れ弾をかばって受けてくれた。息子さんは、激戦地での勝利の参謀。名誉の戦死。
今の私の地位は、奥様の家族のお陰です。恥をかかして失礼しました。お詫びに何でもご要望にお応えします。」
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