ヤマトは、少し振動しながらもどうにか安定航行していた。
「さっきに比べると揺れが大夫おさまったわね。」
上半身を起こして当たりを見回しながら言った。
雪は馬乗りになったアナライザーから慎重にゆっくり脚を赤い胴体から滑らすようにして降りた。
「アナライザー しっかりして。」
声をかけると
「モウ ダイジョウブ デス 。」
アナライザーも上半身を起こした。
アナライザーから出ていた水煙もほとんど収まっている。
「よかった、、。」
雪は地面に膝を折ってペタリと座ると安心したよう。
「エレベーターそろそろ動くといいんだけど、、。」
ボタンがあるとこまで行こうと思い立ち上がろうとした、その時
ヤマトの後尾が持ち上がるように揺れた。
「キャアッ」
バランスを崩して思わずアナライザに抱きついた。 アナライザーも由貴の体を受け止めるように両ロボットハンド包み混むようにしっかり受け止めた。。
雪の胸がムニュ~ッとアナライザーの顔に勢いよく押し当たる。
メーターが全てピンク色に点滅しピピピピと電子音がした。
「マダ タタナイ ホウガ イイデスヨ。」
ロボットハンドが雪を優しく抱きしめた。
「それもそうね、、。」
納得したように言うと
「ユキシャン ボク チョット オーバーヒートシソウ、。」
もう我慢できないと言った風。
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